沖縄の建築・暮らしを記録した書籍『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』発売
味のある古い建築を、見て・読んで・楽しむビジュアル探報記「味なたてもの探報」シリーズの第2弾となる『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』が12月4日に発売された。
本書は、多様な文化が混ざり合う沖縄本島の町と建築を通して、時代の流れのなかを生きた人びとの暮らしの「記録と記憶」をまとめた一冊だ。
琉球王朝時代の名残をとどめる首里の味噌屋、沖縄最古のコンクリート建築である旧庁舎、アメリカ基地内のダイナーから着想を得たドライブインレストランなど、現存する数少ない戦前の建築から戦後アメリカ文化の影響を受けた建築まで、沖縄の歴史をたどる10軒が紹介されている他、沖縄独特の建築意匠やアイデア、地域の商店を紹介したコラムなども掲載されている。
沖縄本島を北部・中部・那覇・南部の4エリアに分け、それぞれの見るべき建築を写真と専門的な解説で紹介したマップなど、普通のガイドブックではないマニアックな一冊となっている。
帯には社会学者の岸政彦、建築家の伊礼智が推薦のコメントを寄せている。
■書籍情報
『沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶』
監修:普久原朝充
写真:岡本尚文
出版社:株式会社トゥーヴァージンズ
定価:1,900円(税抜き)