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80年代にデュラン・デュラン、カルチャー・クラブらと共にもっとも商業的成功を収めた英国のデュオ、ワム!(86年に解散)。そのアイドル的な佇まいとは裏腹に、ポップでハイ・クオリティなサウンド群を擁していたことが、彼らが世界的な人気を獲得するに至った秘訣だろう。
70sソウル/ディスコ・ミュージックをこよなく愛するジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリー(今はドコゾ?)により結成されたワム!。彼らは、シングル「ワム・ラップ!」(82年)でデビューを果たし、アルバム『ファンタスティック』(83年)がいきなり全英チャート第1位を獲得。黒いダンス・ビートをフィーチャーしたサウンドとルックスの良さが相まって、ティーンの心をわし掴みにした彼らは、スター街道をひたすらまっしぐらに突き進んでいく。続く2nd『メイク・イット・ビッグ』(84年)で、遂に世界的人気を手中に収める。スプリームス風の「ウキウキ・メイク・ミー・アップ」、スモーキー・ロビンソン調の「フリーダム」といった<MOTOWN>サウンドを彷彿させるダンス・ナンバーや、スウィート・ソウルといっても過言ではない「ケアレス・ウィスパー」——それらの佳曲を満載したこのアルバムは、80sブルー・アイド・ソウルの金字塔と言えるだろう。そして同年、クリスマス・ソングのスタンダードとして今や世界中で愛されているシングル「ラスト・クリスマス」を発表。この曲で彼らは不動の地位を確立した。
しかし、作詞・作曲を一手に引き受けていたマイケルのソロ活動への渇望は日増しに高まり、ついには解散。ウエンブリー・アリーナでのコンサートをもって、その活動に終止符を打ったのであった。——以後のマイケルの活躍ぶりは説明するまでもないだろう。

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