Aぇ! group『Chameleon』に見たグループの真価 “ボーカリスト”としてのリズム感が際立つ快作を聴いて
特にボーカリストとしてのAぇ! groupのリズム感が試されるのは、スウィング感に満ちたBメロ。メンバーがここを巧みに歌いこなしていることには感心しました。そして、晴れて爽快なサビへと展開していきます。
ソウルナンバーでありつつラップパートもあり、そこからまた歌に戻るのですが、全体的にAぇ! groupのリズム感のよさに聴き惚れました。MVもソウルショーを彷彿とさせるもので、終盤での盛り上がりにもAぇ! groupは呼応していきます。
日本は、オリコンで首位を獲得した『Chameleon』が初週で45.5万枚も売れる国です。「CD Chart Focus」は終了しますが、日本におけるCDという特異な存在を、今後も楽しんでいきたいと思います。かくいう私は、同じ作品がCDとレコードの両方で発売されると知って、あえて高額なレコードのほうを買ってしまうような人間なのですが。音楽とは、効率性だけで受容するものではありません。だからCDは残り続けているのでしょう。
それではまたどこかで。























