木村拓哉、timeleszの前例のない挑戦へエール 後輩を温かく見守る姿勢
木村拓哉がパーソナリティを務めるレギュラーラジオ『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)の1月マンスリーゲストとしてtimeleszの佐藤勝利、菊池風磨、松島聡が揃って登場した。1月12日、19日、26日と3週にわたって、新メンバー募集オーディション「timelesz project -AUDITION-」(以下、「タイプロ」)について、グループやメンバーの歩み、そして木村とやりたいことについてトーク。木村が、前例のない挑戦を続ける後輩たちを温かく見守っている姿が印象的だった。
Netflixに出てきた「風磨がガンくれてるサムネイル」にビックリ
同じ事務所の後輩として、Sexy Zoneとしての活躍は知っていた木村。だが、timeleszへの改名と同時に発表された新メンバー募集については把握できていなかったそう。「最初ビックリしたんですよ。自分の家のテレビでNetflixがあるじゃないですか。『何かネトフリ見ようかな』と思って、パコンって開いて。そしたら風磨がすげーガンくれてるサムネイルが出てきて。『ど、どうした?』って」と、思わぬタイミングで発見した驚きを語った。
「5人でSexy Zone」ということにこだわりを持っていたこと。そこにメンバーの卒業という大きな転機がやってきたこと。グループ名も変わるタイミングで、これまで作ってきたものを大切にしつつも、心機一転新たなことをしたほうがいいと思ったこと……。そうした経緯があって「新メンバー募集オーディションの実施をしよう」と自ら提案したという菊池が、言葉を選びながら説明していく。すると、木村は「すげーな、そのプロデュース力」と率直な感想を述べ、すぐに「それを聞いた時は、勝利はどうだった?」とメンバーとしての心境を問う。それは、木村自身もグループ活動の経験があるからこそ、メンバー内で異なる意見が出るのは当然だと思ったからだろう。
木村の懸念に対して、佐藤から驚きはあったものの「霧が晴れた」という前向きな言葉が出てくると、「それはよかったな。『霧が晴れた』っていう、その表現がメンバー内から出るのはめちゃくちゃいいことですよね」と安堵する。そして「まわりから求められることだったり、強いられることだったりとか、その対応に追われちゃうと、どうしてもメンバーが背中合わせになるじゃないですか。背中合わせで対応をずっと続けていくと、背中でメンバーを感じないといけなかったんだろうなっていうのを、いま話を聞いててすごく思いました。だからこそ、風磨が背中合わせも、もちろんできてるんだけど、もう1回ちゃんと目と目を見て言葉はいらずとも、勝利や聡が何を感じているか、何を思ってるかっていうのをしっかり感じたくて、そんなアイデアを出したんじゃないかなって」と、きっと木村自身もかつて感じたであろう、運命共同体となったグループのメンバーという特殊な関係性をふまえながら、彼らの気持ちを察するのだった。