LIL LEAGUE、1stアルバム『TRICKSTER』が首位に 意表をつくサウンドと新世代ならではの勢い
またしても意表をつかれたのが3曲目の「HYPE UP」で、「バイレファンキじゃん!」と思ったらシングルリリース時にはまさしくバイレファンキを取り入れた楽曲としてプロモーションされていた。ミニマルかつアグレッシブなノリを取り入れつつ、メロディアスな展開を挟み込む構成で、あくまでビートのパターンとサウンドを組み込んだ感じだけれど、そもそもバイレファンキが(TikTokのような動画プラットフォームでのバイラルな人気に比べて)そこまで取り入れられることはないので、耳を惹く。
アルバムの最後に収録されたボーナストラックの「48 BARS RELAY」はバキバキのベースラインがクセになる4つ打ち上で繰り広げられるマイクリレー。ビートのテンポやグルーヴもあってフロウはゴリゴリにヒップホップというよりもパーティ感が強調された賑やかさが楽しい。リリックの引用もにやっとしてしまうところがあり、のびのびとしたパフォーマンスにこのグループの魅力が詰まっている。
個人的には、ボーイズグループはサウンドで世界観をつくってグループのカラーをはっきり見せ、さらに没入できるようなコンセプトがつくりこんであればなおよし……と思っているので、そういう観点からすると少しとっちらかった印象が否めない。しかし、新世代ならではのあふれる勢いのほうにこそ注目すべきなのかもしれない。
LIL LEAGUE、“新たな夢”を叶える決意に満ちた初のホールツアー 熱狂を呼ぶアトラクションのようなステージに
LIL LEAGUEは、8月22日に初のホールツアーの東京公演を開催した。イメージカラーであるオレンジ色のグッズを身に着けたLI…
LIL LEAGUE、切磋琢磨してきた6人だから歌える“自分らしく進む大切さ” 2ndシングルでは楽曲との向き合い方に変化も
2022年、LDH史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』男性部門でグランプリを…