Travis Japanメンバー分析:第7回 松倉海斗、グループのスパイスになる繊細な感性 日々の経験から獲得した音楽的スキル
一方、松倉は繊細で不器用な面を持つことを明かしている。「ダンスレッスンは平日ほぼ毎日。先生や周りのダンサーたちのテクニックや表現力をどう盗んだら自分のものにできるかと、日々研究。周りのレベルの高さに圧倒されたり、うまくいかなくて落ち込む日もあります」と語る言葉からは、一流のパフォーマンスを披露するための日々の努力が垣間見える(※3)。また、「しっかり練習を重ねれば大丈夫なんだけど、スパンが短いとテンパっちゃう」とも語り、舞台で目にものもらいができたため前髪を逆に流したところ、オープニングの動きも逆になったエピソードを明かしている(※4)。
卓越したダンススキルを武器に活動しており、2022年3月からのアメリカへの無期限留学を経て同年10月に世界デビューを果たしたTravis Japan。「Moving Pieces」は、ジャスティン・ビーバーやエド・シーランなどに楽曲を提供している、音楽プロデューサーのプーベアが書き下ろした全編英語詞の楽曲、かつ、トラヴィス・ペインが振り付けを手がけた世界的クリエイター陣との掛け合わせ。MVでは光と影が印象的な空間の中、グレーの衣装を着てモードな雰囲気でパフォーマンスを見せる。CGやカラフルなイラストで彩られていく後半部分はさらに面白く、最後まで見ることで満足感のある仕上がりになっており、世界への挑戦が感じられる作品だ。松倉の持つ世界観と繊細な感性、そしてアイドル性はそんなグループに欠かせないスパイスだろう。
※1、3:https://lalalausa.com/archives/26148
※2:https://www.vivi.tv/post157659/
※4:https://more.hpplus.jp/entame/people/75215/4/




















