Travis Japanメンバー分析:第4回 川島如恵留、ストイックで努力家の最年長 垣間見せる人間らしさや誠実さも魅力に

 5月15日に新曲「Moving Pieces」をリリースしたTravis Japan。無期限アメリカ留学を経て、世界配信デビューを果たし、新曲では世界的なクリエイター陣とタッグを組んでいることにも注目だ。飛躍を続ける7人のうち、今回は最年長の川島如恵留を紹介する。

Travis Japan - 'Moving Pieces' Music Video

 川島如恵留は、1994年11月22日生まれの28歳。面倒見がよく、メンバーやファンから「如恵留ママ」「のえママ」などと呼ばれることもある。劇団四季のミュージカル『ライオンキング』に憧れ、レッスンやオーディションを経てヤングシンバを演じるなど、幼い頃から有言実行の活躍をしてきた。

 川島といえば、一際目を引く華やかな容姿と、高学歴ジャニーズのイメージも強い。芸能活動をしながら青山学院大学の総合文化政策学部に進学。卒業後は資格取得にハマり、独学で宅建免許を取得するなど努力家でストイックだ。さらには「大学の学費は国立分まで」との家庭の方針から、私立大学に通った差額を自ら払っていたエピソードも持つ(※1)。

 これまでの学びが、現在の芸能活動にも大いに生きており、Snow Manの阿部亮平がキャプテンを務める、ジャニーズクイズ部の副キャプテンとして『Qさま‼️』(テレビ朝日系)などクイズ番組でもよく目にする。

 一見穏やかかつおとなしそうな雰囲気に見えるが、アクロバットが得意で、ダンスになると表情が一変する。実際、クイズ番組を見ていた人から「川島くんってあんなに動けるの?」とSNS上で驚きの声が上がるなど、磨いてきた特技が多くの人の目に留まる武器になっている。

 川島はTravis Japanメンバーで唯一、学生時代に留学経験がある。語学力を生かしてインドネシアの“トラジャ村”に一人旅する企画をYouTubeチャンネルに持ち込んだことも。

Travis Japan【川島如恵留のトラジャ旅】その1 ~トラジャがトラジャへ~

 グループで出演した全米で人気のオーディション番組『America's Got Talent』では、流暢な英語で冗談も交えながら審査員とのやりとりを披露した。さらに、得意のアクロバットを織り交ぜ、バク宙からそのまま土下座をする“ジャンピング土下座”を去り際に見せ、会場を盛り上げた。川島のスキルと人柄がとてもよく出ているパフォーマンスだ。

Travis Japan Performs "My Dreamy Hollywood" and Dazzles the Crowd | AGT 2022

 指先まで神経の通ったしなやかな川島のパフォーマンスは、たとえ激しく踊っていたとしても、どこか上品に見える。

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