NCT ショウタロウ&ソンチャン、支え合う“ソンタロ”コンビの関係性 日本初冠番組『What’s NCT!?』で見せる成長ぶりも
10月5日からスタートしたNCTの日本初冠番組『What’s NCT!?』(日本テレビ系)は、まさにNCT入門としてピッタリな番組だ。オンエアではいつも「NCTとは」の説明から始まり、番組そのものも“NCT応援部・汐留支局”という設定。おいでやすこがの2人がメインMCとなり、日本のエンターテイナーをゲストに迎えつつ、NCTを応援する人が1人でも増えるようにと願って作られている。
ここでも、もう一度「NCTとは」の説明をなぞっておこう。NCTとは2016年韓国で結成されたグローバルダンス&ボーカルグループで、その名前は“Neo Culture Technology(ネオカルチャーテクノロジー)”の頭文字からとられている。
現在、日本・韓国・アメリカ・カナダと様々な国籍のメンバーで構成されており、4つの派生グループも生まれた。今年5月に東京ドーム単独公演を開催した「NCT 127」、1stアルバムから2枚連続でトリプルミリオンを達成する勢いを持った「NCT DREAM」、中国をメインに活動する「WayV」、楽曲ごとにメンバー構成が変わる「NCT U」と、チャレンジングに活動。Instagramフォロワー数、日本人男性最多の約869万人(2022年10月28日現在)を誇るユウタ(YUTA)もNCTメンバーといえば、その人気が世界的なものになっていることが改めて窺える。
活動グループの形も、メンバー数にも制限がない。そんな新しい概念のダンス&ボーカルグループに2020年、新メンバーが加入した。それがこの『What’s NCT!?』でレギュラー出演しているショウタロウ(SHOTARO)とソンチャン(SUNGCHAN)だ。日本・神奈川出身のショウタロウと、韓国・ソウル出身のソンチャンは、同期として加入後からお互いを支えながら活動を続けてきた。日本と韓国、どちらにいるときも休みの日にはいつも一緒に出かけていると話す2人。言葉や文化について、わからないことを、それぞれがカバーし合っているのだそう。
昨年、ショウタロウが初インスタライブをしたときには、ソンチャンが「助けに来ました。僕は経験者だから(笑)」と駆けつけたこともあった。ショウタロウの緊張を解こうとしたのか、あるいはソンチャン自身が緊張してしまっていたのか、気づいたら2人で手を取り、まさに寄り添う形で仲睦まじくトークする姿が微笑ましかった。
『What’s NCT!?』においては日本語勉強中のソンチャンのために、ショウタロウがサポートするシーンも。おいでやすこがから「プロの同時通訳の方みたい」「こういうシチュエーションは多いの?」と問われると、ショウタロウは「韓国で活動しているときに僕が韓国語で喋れないことをソンチャンがすぐ(通訳してくれる)」とにこやかに答える。そのやり取りにおいでやすこがも、そして視聴者も「いい関係だね」と言わずにはいられない。
ソンチャンの“ソン”とショウタロウの“タロ”を合わせて「ソンタロ」との愛称でもファンに親しまれている2人。ステージ上ではキレキレのダンスを披露し、アーティストとしての威厳のあるオーラを放つ彼らだが、こうして素の状態を映し出すバラエティ番組ではふわふわとしていて愛嬌たっぷり。その印象のギャップに驚かされる。お笑い芸人・ミキがゲストに登場した際は「夜中のコンビニで何を買いたいか」と問われ、それぞれ「スモークタンに角ハイボール」(ショウタロウ)、「野菜スティック」(ソンチャン)と、庶民的な香りを漂わせるのもまた親しみが湧く。