「ウルトラ怪獣 大咆哮かるた」で堪能したい“怪獣の魅力” 鳴き声&石坂浩二ナレーション入りCDを駆使して遊んでみた!

「大咆哮かるた」で堪能するウルトラ怪獣

 子どもの頃はよくかるたで遊んだものだ。

 特にヒーローもののかるたには夢中になった。今思い返すと、詠み句の内容がかなり適当だったり、46音を埋める都合上、こじつけたような札があったりもしたけど、かるた遊びの楽しみはもちろん、かるたを通じて好きなキャラクターに触れることができるのが何よりの幸せだった。

 そんなかるた遊びも卒業して久しいが、今回レポートしてみたいのが、「ウルトラ怪獣 大咆哮かるた」。『ウルトラマン』シリーズの「怪獣」をテーマにした、大人も楽しめるかるただ(もちろん子どもでも楽しめます)。

内容

・読み札 46札
・取り札 46枚
・A3 ポスター 1枚
・CD 2枚
CD① 【スーパー・エキスパートルール / エキスパートルール用】
Track1~46:怪獣の咆哮+石坂浩二のナレーション収録
CD②【ノーマルルール用】
Track1~46:石坂浩二のナレーションが収録。
商品特設ページ

絵札&読み札は十字にガッツリ固定されているので、札を傷つけないよう丁寧に封を切ろう。

 札は、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』『ウルトラマンA』、『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』『ウルトラマン80』と昭和の『ウルトラマン』シリーズ7作品から、合計46体の怪獣(超獣や宇宙人なども含む)がセレクトされている。絵札には当時のスチール写真が使用されており、フィルムカメラ特有の粒子感や、ピントが甘く見えるものもあるが、それもまた当時の空気感を伝える“味”だ。

 また、かるた遊びは普通、絵札と読み札があれば成立するのだが、本商品には2枚のCDが同梱されている。

 「かるたなのになぜCDが?」と、気になる人もいるかと思うが、それこそが本商品の独自性であり、この2種のCDを用いて、「ノーマルルール」「エキスパートルール」「スーパー・エキスパートルール」と、3種類のかるた遊びができるのだ。

 読み札に書かれた句を読むのは、タレントの石坂浩二。2016年まで出演した『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)の司会でよく知られているが、『ウルトラマン』シリーズのファンには、『ウルトラQ』&『ウルトラマン』(第1~19話)でナレーターを務めたレジェンドのひとりであり、これはテンションが上がること間違いなしの人選だ。

 ここからは、「ノーマルルール」「エキスパートルール」「スーパー・エキスパートルール」、それぞれの遊び方を説明していきたいと思う。

 「ノーマルルール」は、付属のCD②をランダム再生、もしくは読み手による読み札の句を聞いて絵札を取る、いわゆる普通のかるた遊び。詠み句は、直接怪獣の名前が盛り込まれた分かりやすいものから、二つ名、出身地、スペック、はたまた劇中のセリフを引用したものまで実に様々で、これだけで充分楽しめる。

これは比較的分かりやすい2枚。ジャミラの句は「故郷は地球」とさりげなくサブタイトルが盛り込まれているのも心憎い。
詠み句にある「友好珍獣」「月ノ輪怪獣」は、ピグモンとクレッセントの二つ名。知識として二つ名を知らなくても、絵札にも記されているので、札を取る際のヒントとして役立つ。
『帰ってきたウルトラマン』からベムスターとタッコングの2枚。怪獣の特徴や好物が句に反映されている。
巨大ヤプール。この句は、『A』の第23話(「逆転!ゾフィ只今参上」)で、巨大ヤプールが破れる際にエースに言い放ったセリフの一部を引用したもの。

 そして、「エキスパートルール」「スーパー・エキスパートルール」が、本作オリジナルのかるた遊びで、先に挙げた2枚のCDのうち、CD①を用いる。CD①とCD②はそれぞれ46トラックで、石坂浩二が読み上げる句は共通しているが、CD①には各トラックの頭に該当する怪獣の咆哮が付いているのだ。それこそが本作を「大咆哮かるた」と呼ぶ所以である。

 「エキスパートルール」は、プレイヤーのランダム再生で、怪獣の咆哮~詠み句が再生されたところで、それと分かった一枚を取っていくのがルール。つまり咆哮でどの怪獣か分かれば、有利になるわけだ。そして、「スーパー・エキスパートルール」は、まさにその怪獣の咆哮のみで、怪獣を特定するのがルール。読み手(※この場合、プレイヤーの操作係)は、咆哮が終わったところでCDの再生を一時停止し、参加者が絵札を取るのが進め方だ。

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