【動画】ケンドリック・ラマー、J. コールだけじゃない! 近年のヤバいラッパーは誰だ!? 洋楽を“digる”新連載スタート
(3)Rapsody(ラプソディー)
J.コール、フォンテ、ビッグ・プーなど凄腕リリシストを輩出してきた熱い土地、ノースカロライナ出身。Jay-ZのRoc Nationと契約、2017年『Laila's Wisdom』リリース。ケンドリック・ラマー「Complexion (A Zulu Love) (feat.Rapsody) 」の中では、世間で作られた美のスタンダードではなく、そのままの自分を愛することを語っていたのが印象的。2019年「Eve」のように社会を変えたり影響力をあった女性の名前がタイトルになるなど、コンセプチュアルなメッセージが込められている作品を作るアーティスト。90’sヒップホップ、ネオソウルが好きな人には刺さる曲が多いのでは。
<オススメ曲>
・Rapsody「Power (feat. Kendrick Lamar, Lance Skiiiwalker) 」
・Rapsody「Ibtihaj (feat. D'Angelo, GZA) 」
(4)J.I.D(ジェーアイディー)
アトランタ出身。J.コールに才能を見出され2017年、彼のレーベルDreamville Recordsと契約。とにかくラップが上手い。ちょこまか動く=Jitteryと祖母に言われたことから命名されたラップネームは、ラップスタイルにも合っている。楽曲「NEVER」後半のビートスイッチ後、フロウが一変するところからのすさまじい韻の踏み方は要チェック。アトランタはトラップのイメージが大きいが、それだけでなくOutKastらのような独自のヒップホップの系譜。アンドレ・3000に匹敵するラップスキル、リル・ウェインとケンドリック・ラマーが組み合わさったような特徴的な声、変速的なフロウもメロディアスなフロウもいける天才的な凄腕ラッパー。
<オススメ曲>
・J.I.D「General」
・J.I.D「Tiiied feat. 6LACK, Ella Mai」
・Dreamville「Costa Rica ft. Bas, JID, and more」