【動画】ケンドリック・ラマー、J. コールだけじゃない! 近年のヤバいラッパーは誰だ!? 洋楽を“digる”新連載スタート

【洋楽を“digる”新連載「Kaz Skellingtonのディグリントン」:第1回】

 リアルサウンドでは、アーティスト/音楽ライター/スケーターとして活動するKaz Skellingtonを迎えた洋楽を“digる”新連載「Kaz Skellingtonのディグリントン」をスタート。第1回のテーマは「近年のヤバいラッパーは誰だ!?」。

 グローバルな音楽シーンにおいて、もっとも人気のジャンルとなったヒップホップ。今年もドレイク、リル・ナズ・X、カニエ・ウェスト、タイラー・ザ・クリエイター、J .コールらの新作が続々リリースされた。「誰が一番うまいか?」「誰がグレイテストか?」ファンの間でラッパーについての議論がなされる時、90’sのラッパーの名前が出てくることが多い。近年のラッパーとしてケンドリック・ラマーやJ. コールを挙げる人が多いが、彼らはすでに社会的にも大きな影響を与えてきたレジェンドと言える。今回は、YouTube動画企画「Kaz Skellingtonのディグリントン」より最近のオススメのラッパーを紹介したい。

(1)Lil Baby(リル・ベイビー)

 1994年生まれアトランタ出身。ヤング・サグに可能性を見出された。90’sヒップホップ好きの中にはオートチューンが苦手な人も多いかもしれないが、彼はマンブルラップのトレンドの影響を受けつつ、オーセンティックなラップのリリカルさも持っている。リリックがしっかり聞き取れる、声が独特、リリシズムもしっかりしている、というのが彼のポイント。2020年リリースの『My Turn』はテイラー・スウィフトらポップス勢を抑えてもっとも売れたアルバムとなった。キャッチーな楽曲だけでなく、ラッパーとして社会で起こっている出来事や問題を伝えるリーダーとしての精神も。2020年「The Bigger Picture」では、警察による不当な暴力や人種差別についてラップをしているが、リリックがとても素晴らしいので和訳などもぜひチェックしてみてほしい。

<オススメ曲>

・Lil Baby「The Bigger Picture」
・Lil Baby & Kirk Franklin「We Win」
・Lil Baby & Gunna「Drip Too Hard」
・J. Cole「p r i d e . i s . t h e . d e v i l feat. Lil Baby」

(2)Freddie Gibbs(フレディ・ギブス)

 インディアナ州出身、39歳の遅咲きラッパー。彼は今が一番熱いため今回紹介する。紆余曲折を経てインディペンデントで活動しながら、2021年アルケミストとのコラボアルバム『Alfredo』で初グラミーノミネート。Nasの『King’s Disease』に惜しくも敗れてしまったが、とにかくコラボ作品はどれも素晴らしい。彼の強みは声とフロー。低く、重く、ガラガラという、すごく特徴的な声をしている。重くて低い声は言葉が詰めづらい印象があるが、言葉を詰めつつ一定のフロウから来るキャッチーなラップが曲作りとしてうまく作れている。フロウ的には2パックを思わせる部分も。声は重いが詰まっている、跳ねているフロウとドラッグディーリングなどのハードなラップが合わさって彼のスタイルを唯一無二なものにしている。

<オススメ曲>

・Freddie Gibbs & Madlib「Shitsville」
・Freddie Gibbs「High (feat. Danny Brown)」
・Freddie Gibbs & Madlib「Giannis (feat.Anderson .Paak) 」
・Freddie Gibbs「Big Boss Rabbit」



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