BE:FIRST、INI、なにわ男子……11月にCDデビュー迎える3組 ボーイズグループシーンを盛り上げる起爆剤となるか

 11月は大忙しになりそうだ。というのも、11月3日にBE:FIRST、INI、11月12日になにわ男子がCDデビューを果たすためである。魅力あるグループたちが大きく動きを見せてくれそうで、ボーイズグループ好きにとっては嬉しい悲鳴が止まらないのではないだろうか。

 デビュー日が近いことでどうしても比較されやすいが、3グループとも違った魅力を持っておりいずれも素晴らしいグループであることに間違いない。各グループが持つ魅力を改めて整理してみよう。

BE:FIRST

 BE:FIRSTは、SKY-HIが自費で1億円を投資したボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』から誕生した7人組だ。SKY-HIが設立したレーベル&マネジメント会社・BMSGに所属している。同社が主催でもあったオーディションの模様は、朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)や動画配信サービスHuluで放送され、デビュー前から幅広い層に認知を広げた。「個性を才能と呼ばれるところまで磨いてきたことは忘れないでほしい、その上で常にナンバー1でいることを怠らないでほしい」というSKY-HIの思いが込められているグループ名からもわかるように、彼らの特徴は圧倒的なパフォーマンススキルだろう。オーディション2次審査の時点で参加者たちのレベルがかなり高く、経験の有無を問わず“可能性の塊”と言っても過言ではない者ばかりだった。そんな猛者たちの中を勝ち抜いてきた7人である。スキルが抜きん出ていることは明白だ。しかも、彼らのプロデューサーは現役アーティストのSKY-HI。『THE FIRST』を見ているとSKY-HI自身も刺激を受けて考えが変わったり、悩んだりしている姿が少なくなかった。その上で、SKY-HIというアーティストのフィルターを経てアウトプットされたアドバイスが、メンバーのスキルの高さへと繋がっている印象である。それ故に、BE:FIRSTメンバーは原石というよりも、ある程度磨かれている状態と言ってもいいだろう。実際、プレデビュー曲の「Shining One」は難易度・完成度ともに高く、玄人も唸らせる仕上がりになっている。多くの人に受け入れられるポテンシャルに溢れているグループと言えそうだ。

BE:FIRST / Shining One -Music Video-

INI

 INIはサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(通称:日プ2、GYAO!/最終回のみTBS系にて放送)から誕生した11人組。吉本興業と韓国を代表するエンターテインメント企業CJ ENMの合弁会社・LAPONEエンタテインメントの所属で、同番組の前シーズンに誕生したJO1の後輩に当たる。INIには個性豊かなメンバーが揃っており、YouTubeの急上昇やTwitterトレンドなどに上がることも少なくない。もちろんパフォーマンスクオリティの面でも素晴らしいが、INIの場合「日プ2出身」ということ自体がすでに武器の一つになっている。同番組はオープンにされているオーディション期間が約5カ月半と長いため、視聴者は一人ひとりに深く感情移入することができるのだ。そして、オーディションは国民プロデューサーと呼ばれる視聴者の投票によって進んでいく。例えば、第1回投票は2535万5777票という総得票数を記録しており、多くの国民プロデューサーが注目してきたことがわかる。しかも国民プロデューサーは自分たちがプロデュースするという立ち位置のため、情熱を注ぎやすい。つまり、デビュー前から熱狂的なファンが多数いるということである。そして楽曲も特徴的だ。元々同番組は韓国のオーディション番組『PRODUCE 101』シリーズの系譜。K-POPシーンにパイプがあることもあり、楽曲にはK-POPのテイストが含まれている。INIのデビュー曲「Rocketeer」もそうだろう。そこにJ-POPならではの良さが加わることで、INIのオリジナリティ溢れる楽曲へと仕上がっている。さらに、メンバーたちが愛嬌たっぷりなのもいい。パフォーマンス、オリジナリティ、メンバーの魅力とバランスが良いグループと言えるだろう。

INI|’Rocketeer’ Official MV



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