『THE FIRST』から誕生したBE:FIRST、新人とは思えない完成度 メンバーのパフォーマンススキルに注目
2021年8月13日、新たなボーイズグループが誕生した。SKY-HI主催のボーイズグループオーディション『THE FIRST』で選抜された7人からなる、BE:FIRSTだ。早くも8月16日にプレデビュー曲「Shining One」をデジタルリリースしており、同曲のMVはすでに1000万回再生を突破している(8月31日時点)。
BE:FIRSTは、これまでいたようでいなかったボーイズグループと言えるのではないだろうか。「Shining One」のMVを見れば一目瞭然なのだが、本格デビュー前の時点でかなりレベルが高い。もっと言ってしまえば、メンバーたちが初めて実技を披露した2次審査の時点でかなり高いスキルを持っていた。そんなメンバーがオーディションを通してさらに己を磨き、現役アーティストであるSKY-HIがサポートをし、成長してきた。これまで、日本のボーイズグループは「ファンも一緒に成長を楽しむ」という色合いが強かったが、BE:FIRSTはグループを結成した時点で新人とは思えない完成度を誇っているのだ。日本のボーイズグループ市場に一石を投じそうなBE:FIRSTのメンバーを改めて紹介してみよう。
ダンスパフォーマンスを牽引するSOTA&LEO
パフォーマンスをする上で欠かせない「ダンス」を牽引するのがSOTAとLEOだろう。SOTAは世界大会で4度の優勝経験を持つ実力者。ひと目彼のダンスを見ればレベルの高さに驚くはずだ。オーディション中も振りを作ったり、メンバーたちにレクチャーをしたりと、ダンス面を牽引していた姿が印象的だった。そんなSOTAの良さは、確固たる実力を持ちつつも「全員でいいものを作ろう」という精神が見える部分。謙虚さと前向きさがあるからこそ、ラップスキルもオーディションを通じて大きくアップしていた。
LEOは大手事務所の育成生としてトレーニングを重ねてきたメンバーで、SKY-HIの「Don't Worry Baby Be Happy feat. STAMP」のMVに出演した経験を持つ。179cmという長身から発するダイナミックかつ、華のあるダンスが特徴だ。LEOもSOTAと同じく明るいムードメーカー。オーディション中、メンバーを鼓舞しながらダンス面を牽引するシーンも少なくなかった。
歌唱力で魅せるRYUHEI&JUNON
もちろん、「歌」を牽引するメンバーも存在する。とはいえ、BE:FIRSTでは“歌だけ”に強みがあるというメンバーはいないのだが、あえて挙げるとすればまずRYUHEIだろう。彼は各審査において常に上位で名前を呼ばれていたメンバーだ。聴く人を引きつける歌声を持っており、個性的な色気も兼ね備えている。大人びた雰囲気は到底14歳とは思えない。現時点で才能を存分に発揮している彼は、数年後どんな最強アーティストになってしまうのだろうか。
そしてもう1人、JUNONの歌声もBE:FIRSTに欠かせない。JUNONは歌もダンスも未経験でオーディションに参加。だが、2次審査(クオリティ審査)の時点でSKY-HIも驚くほどの歌唱力を見せていた。彼は高音が美しく、ストレートに歌を届けるタイプかと思っていたが、オーディションを通してメキメキと成長。「Shining One」の歌唱指導では唯一プロを唸らせるまでになっていた。優しい声の中にも熱さが見えるその歌唱力は、グループに欠かせない武器となるだろう。