Snow Man、大迫力の桜吹雪演出が話題に 「ひらりと桜」で魅せた“ジャニーズイズム”

“めめあべ”“だてさく”などコンビの2ショットも見所

 冒頭はSnow Manのメンバー一人ひとりのアップの場面からスタートするが、曲中の阿部亮平と目黒蓮の“めめあべ”、宮舘と佐久間大介の“だてさく”、渡辺翔太と向井康二の“なべこじ”など2ショットシーンも見逃せないポイントだ。後半は花吹雪を舞い上げながらパフォーマンスする9人とバックを務めるIMPACTorsに加え、バトントワラー、エアリアル、バレエダンサーが華を添え、ストーリーを感じる見ごたえのある映像になっている。Snow Manメンバー9人に加え豪華な共演者で構成される今作は1カットの中にも見所が多すぎて所謂“目が足りない”状態となるため、何度も配信を見返している人も多いのではないだろうか。

 さて、改めて注目したいのはJr.時代からダンスも表現力も群を抜いて秀でていた深澤辰哉、岩本照、宮舘、阿部、渡辺、佐久間と横一列に並ぶラウール、目黒蓮、向井康二の目覚ましい成長ぶりである。『滝沢歌舞伎ZERO』での初々しいパフォーマンスから進化し、技術と表現力を身につけた堂々とした立ち姿からは、彼らの積み重ねてきた努力の大きさをはかり知ることができる。また、ラウールのソロパートでは歌声の変化にも注目してほしい。少年から青年に成長していく過程を感じとることができる。

ジャニーズイズムが込められた美しい歌詞にも注目

 パフォーマンスの素晴らしさに重ねてぜひ注目していただきたいのが雅やかな日本語の歌詞である。「継ぐる夢のひとひら」「天穿ち咲き誇る意志」「映え映えも 灯る有涯に」「魅せる華 常世を舞う」など古来より伝わる美しい日本語を取り入れているのは、ジャニー喜多川氏の愛した日本文化を大切にしたエンターテイメント、いわゆる“ジャニーズイズム”の継承に他ならない。

 これは令和の時代にデビューしたSnow Manが発信するからこそ意味があるように思う。 『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』のリリースを待つ間、次なる映像の公開にも期待が高まる。どの演目も素晴らしい完成度なので、映画の感動に浸りながらリリースを楽しみにしたい。

■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる