ポルノグラフィティ、音楽でファンと繋がったリアル×デジタルのハイブリッドなステージ 新曲「REUNION」も披露

ポルノグラフィティ、音楽でファンと繋がったリアル×デジタルのハイブリッドなステージ 新曲「REUNION」も披露

 感染拡大防止策により観客は声が出せない今回のライヴ。そんな中でも新藤が「拍手に魂を込めることはできる」と話して始まったのは彼らの代表曲「アゲハ蝶」。普段のライヴでも観客によるハンドクラップとコーラスが特徴的な曲だが、この日会場では観客がコーラスを歌うことができず、その分まで一層に熱のこもったハンドクラップが会場に響いた。間奏ではTwitterで事前にファンから募集した「MESSAGE TO REUNION」が蝶へと姿を変えて会場中を飛び交う。直接会場で会えずとも言葉や想い、音楽で繋がることができるのだというメッセージが込められた感動的な演出を生み出した。

 メンバーからの一足早いクリスマスプレゼントとして披露されたのは、彼ららしい遊び心のある歌詞が特徴的な「Hard Days,Holy Night」。そしてデビュー21周年を経てアーティストとして熟成しつつも、まだまだ進化を続ける現在のポルノグラフィティのテーマ曲とも言えるような「VS」でこれからも戦い続けるという覚悟を瑞々しい演奏と共に見せつけた。

 「ポルノグラフィティの歯車を回してくれているのは君ら」と語り掛ける岡野。ファン達と共にまだまだ遠くへ行きたい、と語り「ハネウマライダー」へ。恋人とバイクに乗り旅に出る歌詞が、この日はこれまでの、そしてこれからのポルノグラフィティとファンの関係性を歌っているかのように響いた。最後はこの先どんな世界になったとしてもポルノグラフィティとして歌を届け続けると宣言するように「一雫」を高らかに歌いあげて本編を締めくくった。

 会場の大きなハンドクラップ、そして配信でライヴを見ているオーディエンスのアンコールに応えるべく、息つく間もなく再びステージに上がった岡野と新藤、そしてサポートメンバー。「夢を追う気持ちが緩んでしまった、気持ちが落ちてしまった、そんな人がまた力強い一歩が踏み出せるような新しい曲を届けます」と語り、今回のライヴで紡いだ希望を大きな光へと繋げるべく新曲「REUNION」を披露。ミステリアスなピアノリフから力強いロックサウンドへと展開する、激しく燃えるようなメッセージが込められた楽曲で沢山のファンを勇気づけた。

 「会いたいと思ったらどうやってでも会えるんだ」と話す新藤と、「ポルノグラフィティ、全盛期はこれからです」と力強く語った岡野。未来への第一歩を踏み出す2人の宣言を経て、「みんなでアホになって帰ろう!!」という岡野の絶叫をきっかけに最後に披露されたのはアンコールの定番曲である「ジレンマ」。会場、配信が一体となり、燃え尽きるような盛り上がりを見せると、最後に岡野が「自信持っていけ! 胸張っていけ!」と全てのオーディエンスの背中を押すように叫び、ライヴを締めくくった。デビューから20年を経たポルノグラフィティだが、まだまだ新しい表情を見せてくれるだろう。そんな未来を予感させる、煌めく希望に満ちたライヴだった。

ポルノグラフィティ公式サイト

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