『PRODUCE 101 JAPAN』、コンセプトバトル1位は「クンチキタ」 白熱のバトル繰り広げた収録現場をレポ

日本版“プデュ”コンセプトバトル収録現場レポ

 4組目は、「クンチキタ」チーム。「チリンチリン」と言いながら登場し、「僕たちは、クンチキたんぽぽ!」とチーム名を紹介。リーダーの上原潤が「『クンチキタ』は擬音語で、太鼓を叩く音。それがビートを表していてHIP HOPってビートから始まってるので、それを韓国語であらわした曲名」と曲名について解説していた。さらに「課題曲の中で一番勢いがある曲。その男らしさを見せれたら嬉しいです」と曲にかける思いを語った。メインボーカルの宮里龍斗志は「メインボーカルが結構目立つ曲。その時に儚い気持ちだったり、目の前にいる国民プロデューサーの皆さまだったり、携帯で見ている国民プロデューサーの皆さんに愛を伝えるように、セクシーに挑戦してみようかなって」と意気込みを語った。青木聖波は「楽しい雰囲気が強くなっちゃって。潤くんもリーダーで締めていこうねってバシッと言ってくれて」と練習を振り返った。パフォーマンスは想像以上に完成度が高く、会場のボルテージも今日一番の盛り上がりを見せたのではないだろうか。客席から「やっぱかっこいい。優勝、優勝!」という声が聞こえてくるほどだ。しかし、「DOMINO」チームから移動してきた佐藤景瑚は複雑な思いを抱いていたよう。涙を流しつつ「まず、『DOMINO』ができなくてすみませんでした。だけど入ったとき潤くんが“景瑚が来て嬉しい”とか、(岡野)海斗が励ましてくれて。この歌も好きになりましたし、もしかしたらイケるかもって気持ちになって。みんなのおかげでいいパフォーマンスができたので、感謝を言いたいです」と、木全翔也とともにメンバーたちと抱き合った。複雑な思いを乗り越えた練習生がいながらも、これだけ観客を沸かせることができるスキルは、確かなものなのだろう。

 そして最後は「Happy Merry Christmas」チーム。ほっこりしたセーターを着た7人は「今年のクリスマスは誰と過ごしたい? 僕たち、チーム・ハピメリです!」とチーム名を紹介。リーダーを務めた男澤直樹は「ボーカル志望が多くて、メインボーカル争いだったり、ダンスが苦手だったりしたんですけど、曲のように楽しい雰囲気で頑張れたと思います」とコメント。センターの白岩瑠姫は「サビは好きなポーズを取っていただいて、4回跳んでいただければ参加できる形となっています」とパフォーマンスの楽しみ方をレクチャー。ここで、岡村による床波志音いじりが始まった。クリスマスの思い出を聞かれた床波は「家族みんなでケーキを食べる。年ごとに好きなケーキを毎年交代で選んでます」。岡村は「去年はどんなケーキ?」「他のクリスマスの思い出は?」「プレゼントはサンタさんから何もらった?」「最近もらったプレゼントは?」と矢継ぎ早に質問。正直に答える床波に会場がほっこりしたところで、パフォーマンスが披露された。配信では、トレーナー陣から厳しい指摘をもらってしまっていたが、本番ではボーカル志望が多いだけありしっかり歌を聞かせるパフォーマンスに仕上がっていた。パフォーマンスを終えた中本大賀は「皆さん、楽しかったですか? 今年のクリスマスは『Happy Merry Christmas』聴いてください」とコメント。矢部から「デビューするようなコメントやな」と指摘されたが、コンセプトの「ハッピー感」の通り終始会場は幸福感にあふれていた。

 そして、第10回の放送では1位のチームとチーム内順位1位の練習生が発表。1位に輝いたのは「クンチキタ」チーム。惜しくも2位となったのは「Happy Merry Christmas」チームという結果になった。そして「クンチキタ」チームの中で1位になったのは、センター争いで上原潤に負ける形となった井上港人。「ずっと中途半端で、まさか自分の名前がそこにあるのは不思議なくらいびっくりしてる」とコメントし、喜びをあらわにした。

佐野文哉 ©LAPONE ENTERTAINMENT
鶴房汐恩 (©LAPONE ENTERTAINMENT
大平祥生 ©LAPONE ENTERTAINMENT
福地正 ©LAPONE ENTERTAINMENT
佐藤隆士 ©LAPONE ENTERTAINMENT
川尻蓮 ©LAPONE ENTERTAINMENT
豆原一成 ©LAPONE ENTERTAINMENT
河野純喜 ©LAPONE ENTERTAINMENT
井上港人 ©LAPONE ENTERTAINMENT
青木聖波 ©LAPONE ENTERTAINMENT
上原潤 ©LAPONE ENTERTAINMENT
男澤直樹 ©LAPONE ENTERTAINMENT
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鶴房汐恩 (©LAPONE ENTERTAINMENT
大平祥生 ©LAPONE ENTERTAINMENT
福地正 ©LAPONE ENTERTAINMENT
佐藤隆士 ©LAPONE ENTERTAINMENT
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豆原一成 ©LAPONE ENTERTAINMENT
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 それぞれの思いを抱える結果となったコンセプトバトル。一方で新しいポスターの撮影や、ファミリーマートカフェラテPR写真の撮影をしたり、11月29日からコンセプト評価課題曲の配信がスタートしたり、とますます盛り上がりを見せる『PRODUCE 101 JAPAN』。そんな中、第10回の配信日となった11月28日、人気練習生のキム・ヒチョンの辞退が発表された。その理由は「一身上の都合」と留められているが、国民プロデューサーの中には大きな衝撃が走った。泣いても笑っても12月11日、すべての結果が出ることとなる。次回はどんな内容になるのか、見逃せない。

(取材・文=高橋梓/写真=©LAPONE ENTERTAINMENT)

■発売情報
『PRODUCE 101 JAPAN FAN BOOK(仮)』
2019年12月11日(水)発売
定価:本体1,600円+税
ページ:208P
版型:B5変形
発行:ヨシモトブックス
発売:株式会社ワニブックス
ISBN 通常盤:978-4-8470-9849-9 C0076
ISBN Amazon限定版:978-4-8470-9871-0 C0076
※11月15日(金)午前0:00頃より、Amazonで予約開始
<収録内容>
・変顔や壁ドン写真から寝顔まで、バラエティに富んだ練習生全員のオフショットや舞台裏写真
・ファンブックオリジナルのアンケートによる練習生プロフィール集
・練習生全員の、とある1日の直筆日記を公開

PRODUCE 101 JAPAN公式サイト

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