鈴木瑛美子、大原櫻子との出会いで目覚めた歌手への道「自分らしいアーティスト像を目指したい」

鈴木瑛美子、歌手への目覚め

 テレビ朝日系列の音楽バラエティ番組『関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦』(テレビ朝日系)にて“最強ゴスペル女子高生”と評判となり、湖池屋のポテトチップスのテーマ曲「100%SONG」を歌唱した本人出演のCM動画が150万回再生を突破したことでも話題を集めた鈴木瑛美子のメジャーデビューシングル『FLY MY WAY/Soul Full of Music』がリリースされた。

鈴木瑛美子 / FLY MY WAY

 幼少の頃から『スギモト☆ファミリー』の一員としてライブ活動を行い、高校1年時には単身で参加した全国ゴスペルコンテスト「ゴスペル甲子園」のボーカル部門で優勝。高校3年生の時にLINE RECORDS第一弾アーティストとしてカバー曲を発表し、大学1年時には映画『恋は雨上がりのように』の主題歌として、神聖かまってちゃんのカバー「フロントメモリー」の歌唱を担当した。

 これまでの経歴を振り返ると本格派ボーカリストというイメージが強いが、両A面仕様となったデビューシングルはともに自らが作詞作曲を手がけた楽曲となっており、来年3月には初のミュージカル出演も決定している。ボーカリストとして、シンガーソングライターとして、ミュージカル女優としての新たな一歩を踏み出す彼女が未来に望むものとは。(永堀アツオ)

櫻子ちゃんのライブを見て羨ましく思った

鈴木瑛美子

ーーメジャーデビューが決まったのはいつくらいですか?

鈴木瑛美子(以下、鈴木):去年の夏かな。私が本気で歌を始めようと思ったのが、ここ1年くらいの話なので。

ーーそんなに最近なんですか!? 何かきっかけはありましたか。

鈴木:高校生まではずっと、バレーボール部の活動や学業を優先して過ごしていたので、本当に歌手になろうとは決めてなかったんですね。だから、普通に大学に入って、勉強していたんですけど、友人でもある大原櫻子ちゃんのライブを見る機会があって。櫻子ちゃんは本当に楽しそうに自由に動いていて、ファンの方もすごく楽しそうに聴いていて。櫻子ちゃんのライブを見て羨ましく思ったのと同時に、自分だったらどうするかな? っていうことをたくさん想像しているうちに、「あ、歌手になりたい!」って本気で思ったんですね。自分のステージを作りたい、自分の曲や世界を生み出したい、自分のファンにも出会いたいなって思いました。

ーーそこからデビューに向けて動き出したんですね。

鈴木:そうですね。まず、楽曲集めから始めて。いろいろと探していたんですけど、自分の声を最大限に表せる曲に出会えなくて。その時に初めて自分の曲を提出してみたんですね。ずっとメモの中に隠してあったんですけど、今までは出す機会もなくて。

ーープロフィールには7歳から作詞作曲を始めたと書いてありますね。

鈴木;でも、最初の曲は、小学1年生なので、自分一人で作ったという感じではなかったですね。まず、父に「好きなことを12個書いて」って言われて。父が弾くコードに合わせながら適当に歌ってみて。「このコードじゃなく、前のコードがいい」ってって言いながら、父に協力してもらいながら作っていった感じでしたね。

ーーちなみに曲名は?

鈴木:「I’m seven years old」です。

ーーなんかカッコいい!

鈴木:私は7歳ですっていう曲ですね(笑)。自分の好きなことを詰め込んだ、子どもらしい曲でしたね。

ーーその後は?

鈴木:自分で作らなくても、今の自分の気持ちを代弁してくれる歌が世の中に溢れているから、自分の曲を作って歌うっていう必要性をそんなに感じてなかったんですね。でも、時々、思いついたように、隠れてメモで作っていて。中学を卒業する時に、クラスメイトや学校生活のことを書いて、卒業式の日のお別れ会が、自分ひとりで作った曲を人前で歌った一番最初だと思います。同級生の保護者の方が感動して泣いてくださったんですけど、その時のことは緊張と恥ずかしさであまり覚えてないですね。そうやって、大事な時に作ったりしていました。例えば、父の誕生日の時に短い曲を作ったり、今年は母の日に短い曲を作って動画を送ったりとか。誰かに向けて、大事な時に思いを乗せて作るっていうことをやってましたね。

死ぬまで歌っていきたい

ーーでは、デビューシングルに収録されたそれぞれの曲にどんな思いを乗せたのかを聞かせてください。まず、1曲目「FLY MY WAY」ですが。

鈴木:私がデビューに向けて一歩一歩進んでる中で、今まで支えてくださった人や友人、一緒に歌ってきたゴスペルの仲間や家族たちが、「瑛美子が遠くに行っちゃうようで寂しい」っていう言葉を私に投げかけてくれるんですけど、それが切なくて。私自身はこれからも今までと一緒で変わるつもりはない。でも、みんながそう感じているのであれば、安心してほしいなと思って。ずっと一緒にいた人たちに向けて、そういう思いで作りました。

ーー一人の人間としてはどこにも行かないよという一方で、アーティストとしては高く飛び立っていくんだっていう決意も込められてますよね。

鈴木:そうですね。〈FLY〉には、自分が決めたこの道を行くんだっていう思いを込めてて。でも、〈あなたが私のホームタウン〉っていう歌詞があるように、いつでも戻ってくるよっていう気持ちでいる。そうやって、今ある気持ちをそのまま持って、自分の道を進んだり、飛んだり、戻ってきたりっていう思いを込めて〈MY WAY〉にしました。

ーー自分の道というのは、どんな道のりを想像してますか。

鈴木:死ぬまで歌ってますね。そういう大まかなことしかわからないけど、ひたすら歌ってる想像はできます。私にはゴスペルというルーツがあって、自分がどうしていきたいという理想もあるので、そこがブレなければ大丈夫だって思ってますね。

ーーご自身にとってゴスペルとは?

鈴木:私のベースに流れてるものですかね。これまでずっと、家族や父のクワイアの方々と一緒に歌ってきて、ゴスペルのメロディやコード、サウンド感がすごく好きだし、何よりもみんなで歌うから楽しいんだっていうことを感じていて。だから、「FLY MY WAY」では今までゴスペルを一緒に歌ってきた方々や、私の姉にもコーラスとして参加してもらって一緒に歌ったんですね。これからもゴスペルは歌い続けますけど、ソロのアーティストとしてはルーツを大事にしつつも、いろんなジャンルの曲を歌っていきたいと思っているので、この「FLY MY WAY」は、これまでとこれからが融和したいい曲になったなって思います。

ーーご自身の歌入れはどうでした? 語るようなローから力強いハイトーンまで、とてもレンジの広い曲になってますよね。

鈴木:そうですね。まず、花粉がすごい時期で大変でした(笑)。しかも、低い音から地声での高い音、裏声やフェイクもあるし、パートごとで声の出し方や表現の仕方も違う。すごく大変な曲ではあったんですけど、CDの中でもライブ感を感じて欲しくて、1回1回、全力で感情を込めて歌いました。自分が今持っている技術を最大限に出せたなって思います。

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