足立佳奈の“今”から読み取る変化と成長 『今日好き』話題のテーマソング「ひとりよがり」を聴いて
シンガーソングライターの足立佳奈が8月24日深夜放送の『CDTV』(TBS系)、26日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に出演する。Twitter、Instagram、TikTokなどSNSのフォロワーが計100万人を超え、10代の若者に絶大な支持を得ている彼女。21日には、AbemaTVで配信中の恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。夏休み編』のテーマソング「ひとりよがり」をリリースしたばかりだ。
本題に入る前に少しだけ、筆者が足立佳奈を初めて会ったときの話にお付き合いいただきたい。約2年前、17歳のまだあどけない彼女の印象は、ひと言でいうと「太陽」。タレント性も抜群の華やかなビジュアル、そして大きな瞳を輝かせながら「人を笑顔にしたい」と話す姿はとても眩しく、周りを明るくする天性のオーラを感じずにはいられなかった。
デビューシングル『笑顔の作り方~キムチ~/ココロハレテ』も、そんな彼女の等身大のような爽快なエールソングだった。しかしながら、デビューから約1年でリリースした1stアルバム『Yeah!Yeah!』では、それまでの作品群の軸であった“ポジティブ”に早くも変化が。笑顔を封印したMVも話題となった切ないバラード曲「あの日に戻れるなら…」など、今まで以上に踏み込んだ、どこかリアルで大人な恋愛ソングの割合が増えたことに驚いた。1年前、ニカッと笑って「キムチ!」と歌っていたあの子が…。10代、特にハイティーン女子の変化は目覚ましいものがある。いろんな刺激や感情を全力で受け止め、心の忙しさと比例するようにメイクやファッションがハイスピードで進化していく子もいる。彼女も今まさに、そんな瑞々しくも目まぐるしい時間を過ごしているのかなと感じたものだ。