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メジャー1stシングル『LA PA PARADISE』リリースインタビュー

BRADIOが掲げる、ファンク×J-POPの新たな王道 「パイオニアになれる可能性がある」

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 奴らがいよいよメジャーシーンにやって来る。インディーズ時代は向かうところ敵なし、今年に入って中野サンプラザ公演をソールドアウトさせ、15個もの大型夏フェスを制覇した稀代のファンクロックバンドが、次に狙うはメジャーでの主役の座だ。熱唱とファルセットを巧みに使い分ける、一度見たら忘れないアフロ頭の真行寺貴秋(Vo)を中心に、そのサウンドは強靭なファンクビートとJ-POPの親しみやすさを兼ね備えた、とことんポップでハッピーなもの。往年のソウルマナーをたっぷり詰め込んだ1stシングル『LA PA PARADISE』から、BRADIOの新しいステージが幕を開ける。(宮本英夫)

「いい音楽を残していきたい」(大山)

――個人的には、「HOTELエイリアン」あたりのミュージックビデオにやられたクチです。BRADIOのファンって、映像から入った人も多いんじゃないかと思うんですけども。

酒井亮輔(Ba/以下、酒井):映像はかなりパンチありますからね。

大山聡一(Gt/以下、大山):自分らで見ても「なんだこいつら?」って(笑)。

酒井:「HOTELエイリアン」は、撮影に3日ぐらいかかったもんね。

――あれ、相当お金かけたでしょう。

大山:いや、意外に節約してやってるんですよ。ロケーションも、知り合いのツテで借りたりとか。お金かかってる風ですけど(笑)。

――客観的に見ると、あの時期ですか。BRADIOという名前が一気に広がり始めたのは。

田邊有希(Dr/以下、田邊):「Flyers」でアニメ(TVアニメ『デス・パレード』)のタイアップをやらせてもらうようになってから、かもしれませんね。

――2015年くらいですね。あれからぐんぐん動員もセールスも伸ばして、いよいよメジャーデビューということで。BRADIOは実は長いキャリアを持つバンドですけど、もちろん目標ではあったんですよね。メジャーデビューというのは。

真行寺貴秋(Vo/以下、真行寺):もちろん。単純にうれしいですし、ファンの方たちに望まれていた部分もあったりしたので。そういった意味で、「みんなのおかげでここまで来たよ」というものが、一つの形になったのかなという実感があります。

真行寺貴秋

――やはり変わりますか。環境も、メンタルも。

田邊:正直な話をすると、そんなに変わってないですね。今までもいい環境で活動させてもらっていたということもありますし、今まで培ってきたものをそのまま継承しつつ、いろんなことを吸収できたらいいなと思ってます。ただ自分の内面とは裏腹に、周りの人や親がすごく喜んでくれてるので、それは単純にうれしいなと思いますね。

大山:メジャーに行って音楽をやるというのは、小さい頃からの夢だったんで、うれしいです。バンド自体はもう7年目になるんですけど、バンドとしての歴史を踏まえて、一緒にやっていこうと声をかけていただいたのはすごくうれしいですし、ワーナーさんは僕たちのことをすごく理解してくれている感覚があるので、一緒にいい音楽を残していきたいです。あとは、最近よく六本木に来るなと思いますね(笑)。僕は新潟の田舎者なんで、六本木=メジャーという感じです。

酒井:音楽の芯になる部分は変わらないと思います。変わった部分は、意識とか哲学の部分ですね。人の目に触れることが多くなると思うので、ダメになった時は急激にダメになるという、プレッシャーはすごく感じてます。

――掛け金が多くなって、ゲットも増えるけどリスクも増えるというような?

酒井:そんな感じですね。ライブのキャパもそうで、何百人のライブハウスから何千何万になっていくということだと思うし、ミュージシャンとしても成長しなきゃいけないなという意識はすごく高まりました。

――その、記念すべきメジャー一発目。「LA PA PARADISE」は、シングルを想定して作ったものですか。

真行寺:もともと違う形であった曲を、このタイミングでブラッシュアップしました。

大山:BRADIOの場合はだいたいオケ先で、それにメロディを乗っけていくパターンが多いですね。これはもともとのオケは全然違う感じだったんですけど、サビで貴秋が歌ってたメロディがすごく良かったので、そこを生かして、ガラッと作り直して今の形に持って行きました。

大山聡一

田邊:曲のテイスト的には80年代、90年代の古き良き音楽をベースに、BRADIOのソウルをふんだんに盛り込めたんじゃないかと。歌詞的には、人の背中を押せるようなものになればいいと思っていて、元気になる要素もあるし、せつない要素もあって、現時点でのBRADIOの良きところを詰め込めた1曲になったんじゃないかなと思ってます。

――プロデューサーが藤井丈司さん。僕ぐらいの世代にとっては、「YMOとやっていた、あの……」という感じですね。すごいビッグネーム。

酒井:めっちゃファンキーな人でした。

田邊:気さくな親父って感じ(笑)。同じ目線で話してくださるので、すごくやりやすかったですね。フレーズというよりは、メンタル面でアドバイスをくれるプロデューサーのタイプかなと思っていて、ドラムに関しては、僕は一小節一小節の積み重ねで作っていくタイプだったんですけど、「こういうダンスミュージックはもっと大きいループでグルーヴを作っていったほうがいいよ」とか。初歩といえば初歩なんですけど、ハッとする言葉が多かったです。最終的な答えは自分で出すんですけど、そこまでの道筋のヒントをくれるというか、そういう印象ですね。

酒井:ベースは楽しく録れました。個人的にどんどんレコーディングが楽しくなってきてる感覚があって、前回のアルバムの時からそうなってきたんですけど、今回は何も考えずに楽にできた気がします。

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