RADWIMPS 野田、『君の名は。』以降のバンドの変化を明かす 「かき鳴らしたい欲望が強まった」
RADWIMPSが、11月24日放送の『SONGS』(NHK総合)に出演。“大人の心を震わせる音楽番組”をコンセプトに掲げ、様々な形でアーティストの歴史を振り返る同番組にて、デビュー12年目でバンドがたどり着いた心境地を語った。
昨年、バンドのドラマー山口智史が無期限休養を発表。残された3人で映画『君の名は。』の劇中音楽の制作を手掛けたことにより、この1年でバンドへの思いは大きく変わったという。ボーカルの野田洋次郎は「10年経って、今年1年すごいめまぐるしくて、また1年目に戻った感覚があるので、バンドをやれているっていう喜びが今まで一番強くて」と語る。
RADWIMPSが映画音楽の全編を担当するのは『君の名は。』が初めてのことであった。劇伴の経験はバンドに意外な影響を与えた。「何秒でカットアウトで、何秒で瀧(主人公)が喋るから『その後何十秒でこうしてください』とか、すごくプロダクトとして精密に作っていたので、それはそれで楽しかった」と野田は話し、続けて「逆にみんなでただかき鳴らしたいとかスタジオに入ってワーッてやりたいみたいな欲望が結構強まっていって」と語った。その衝動から生まれ、時間をかけず勢いで作り上げた楽曲がアルバム『人間開花』収録の「AADAAKOODAA」だという。