井上和は久保史緒里に続く大河女優に 五百城茉央、小川彩、奥田いろは……乃木坂46 5期生の役者としての躍進

 乃木坂46 5期生の俳優としての躍進が著しい。

 その筆頭と言えるのが、2026年1月から放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合)への出演が決まっている井上和だろう。グループでは『どうする家康』(NHK総合/2023年)に出演していた久保史緒里に続く“大河女優”となり、役も茶々という『どうする家康』で北川景子が演じていた大役だ。井上は、1600人以上が参加したオーディションで茶々の役を勝ち取り、「年齢以上の落ち着きと妖艶さ」(※1)が決め手となったと高橋優香子プロデューサーがコメントしている。

 はっきり言ってしまえば、井上が役者として積んできた経験はまだ僅かだ。今年3月にオンエアとなったドラマ『スプリング!』(テレビ朝日系)で地上波ドラマ初出演にして初主演を務めてはいるものの、それ以外はグループでの出演が主ということになる。ただ、『スプリング!』での書道シーンのように、凛とした佇まい、芯の強さが井上の芝居には醸し出されているのは確か。北川が演じた茶々のハードルを超えることはそう容易いことではないが、かつての久保がそうであったように、「え? この子、乃木坂46なの?」と世間にリーチすることが、彼女の役割でもある。

 今期放送の連続ドラマでは、小川彩と五百城茉央がともに地上波ドラマ初出演を果たしている。小川が出演するのは、芳根京子が主演のドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)。芳根が演じる主人公を含めた四姉妹の末っ子・ふゆ子の役で、必然的に出演シーンも多そうだ。小川が乃木坂46 5期生の年少メンバーということも役と通ずる部分にあり、「子ども扱いをされたくない」という役との共通点もある。天真爛漫な役柄というのも、小川自身の新たな扉を開かせてくれるかもしれない。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

『波うららかに、めおと日和』4月期木10ドラマ【公式】(@meotobiyori)がシェアした投稿

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる