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羊毛とおはな・千葉はな逝去から1年 縁の深いアーティストたちが豊かな音楽性を伝えた夜

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 2016年4月8日(金)、東京・赤坂ブリッツで「羊毛とおはなの日 Live 2016“episode”」が開催された。羊毛とおはなのボーカリスト、千葉はなが亡くなって1年。縁の深いミュージシャン、シンガーが数多く参加したこの日のライブは、羊毛とおはなの芳醇な音楽性、千葉はなの歌の魅力と人柄を改めて実感できる有意義な内容となった。

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 市川和則(羊毛とおはな/G)をはじめ、バンドメンバーがステージに登場し、まずは「月見草」「ミグラトリー」をインストで披露。有機的なサウンドとオーガニックなメロディが伝わってきて、身体の緊張が和らぐような心地よいムードが広がる。バンドメンバーは塚本亮(Key)、須長和広(Ba)、神谷洵平(Dr)、武嶋聡(Sax/flute)、中島久美(バイオリン、ヴィオラ)、安宅浩司(G)、阿部美緒(バイオリン)。さらに音楽プロデューサーの鈴木惣一郎ーー羊毛とおはなの「月見草」のプロデュースを手掛けているーーがドラマーとして参加。鈴木、神谷のツインドラムを中心とした深みのあるグルーヴは、羊毛とおはなの音楽の魅力をしっかりと際立たせていた。

 この後は親交のある女性ボーカリスト(全員“花飾り”を付けてました)が次々と登場し、思い入れのある楽曲を歌っていく。カントリーミュージックの解放感を反映させた「揺れる」(歌/Kate)、70年代のアイドルポップスのような雰囲気の「ホワイト」(歌/南波志帆)、繊細なメロディとクラシカルなアレンジが印象的だった「明日は」(歌/コトリンゴ)、そして、包み込むような母性と大らかなポップネスがひとつになった「手をつないで」(歌/Ann Sally)。歌い手の個性を活かした選曲から伝わってくるのは、羊毛とおはなの多彩な音楽性だ。2000年代前半に結成され、カフェ・ミュージックの流行とともに知名度を上げた羊毛とおはなは、まっすぐに音楽と向き合いながら、こんなにも豊かな楽曲を生み出してきたのだーーそのことを改めて実感することができた、素晴らしいステージだった。

160412_yo_3_kate.jpegKate
160412_yo_4_nanba.jpeg南波志帆
160412_yo_5_kotoringo.jpegコトリンゴ
160412_yo_6_ansary.jpegAnn Sally

「はなちゃんと一緒に羊毛くんの話をしてたら、ひとりでキレて、でも、おいしいもの食べたら、もう忘れてた」(Kate)

「はなちゃんはホワンともしてるけど、今回のリハーサル最中にいろいろなエピソードを聞いて、音楽に対する姿勢が素晴らしかったんだなって改めて感じました」(Ann Sally)

 など、千葉はなの人柄が伝わるトークもじんわりと心に残った。

      

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