2020.12.04 06:00

『水溜りボンドのANN0』第34回おさらい　トミー、覚悟と笑いの“丸坊主”＆機械音痴の大冒険

文＝こたにな々

“天然記念物”トミーの大冒険

　前回放送で、Blu-rayのパッケージが四角いことにビックリしたり、4台あるTVを繋ぎ方が分からず“そのまま”にしていることなどが次々に判明した、極端に機械や文明に弱い、もはやYouTuber界の“天然記念物”とも言える男・トミー。そんなトミーに、まず自宅に2台あるという洗濯機を自分で回すことと、まだ見たことがないという日本の興行収入1位を誇る名作映画『千と千尋の神隠し』をBlu-rayで見てくることが、宿題として課されていた。そして今回もまた珍事件が次々と勃発する……。

　まず、洗濯機を回すことができない理由の一つに、トミーはまったく家事をせず、家政婦さんに頼っていることがある。今回、トミーは家政婦さんに「今日は僕がやります！」と颯爽と断りを入れ、初めての洗濯機に挑戦。「ドイツ製の洗濯機なんで」という新情報に不安がよぎるリスナー一同だったが、“POWER”と“START”という簡易的な英語ボタンによって、起動することは難なくクリア。「大卒なめるなよ！」と余裕をかましていたトミーだが、途中でなんと洗剤を入れていないことが判明した。

　トミーいわく、“ドイツ製”であるがために洗濯機側の融通が利かず、「今、もう始まってるんで！」と言わんばかりに途中状態では蓋が開かないという。こんなこともあろうかと洗濯機を2台完備しているトミーだが、今度は洗剤らしきものが5種類あることに加え、水に対する分量がわからない。そうこうしているうちに1台目の洗濯機がピーピー鳴り出し、蓋を開けてみると、ビッチョビチョの状態の臭い洗濯物が完成していた。

　これにはトミーも「無理です……」とお手上げ。1台目を早々に見捨て、2台目へと賭ける。しかしこれまた、洗剤をいざ投入しようとする段階で後輩が必死に止めに入ったため、「ははーん！　これは投入する場所が他にあるな」という名推理を展開。投入口を必死に探していると、なんと衝撃の結末が。

「2台目、実は乾燥機だったんだよね」

　季節外れの稲川淳二も青ざめる怖い話が語られ、カンタもリスナーもさすがにドン引き状態に。いまだかつて、“洗濯をする”というだけで、こんなに大冒険する男はいただろうか。しかし、トミーの心はまだ折れてはいなかった。

　今度は撮影部屋へと移動し、『千と千尋の神隠し』のBlu-rayを見るべく、PS4へと向かう。このゲーム機でBlu-rayディスクが再生できるということをなんとなく知っていたトミーに、「えらいぞ！」というリスナーの応援の声が聞こえてくる。しかし、トミーが想像していたディスクトレーが出るボタンがない。「これはもはや脱出ゲームに近いぞ」ということで、勘を頼りにBlu-rayを本体にガンガン当てまくり、転がしまくっていったら、まぐれでPS4が反応！　Blu-rayを投入することに成功するという。

　見事戦いに勝利したトミーが、ここで“皆は知らない”と思う情報として、「現代で映画を見るとき、操作は全部コントローラーを使います！」と自信満々に宣言。「いや！　それはPS4だったからね！　そうとも限らないから！」と必死に訂正するカンタを振り切り、「俺、コントローラーで初めて映画見ました！」と感動を表明するトミーだった。

　最後には「肝心の『千と千尋』はどうだったん？」というカンタからの疑問に「、めっちゃくちゃ良い！　皆さんも見た方が良いですよ」と飄々と感想を言うトミー。「いや、皆見てんだって！」というお決まりのツッコミで、トミー（27）の大冒険は幕を閉じたのだった。