『水溜りボンドのANN0』第23回おさらい 残暑の都市伝説&ホラー回
人気YouTuberコンビ・水溜りボンド(カンタ、トミー)がMCを務める『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』第23回目が9月3日放送された。ANN史上初のYouTuberレギュラーパーソナリティーとして注目を集めているラジオ番組をさらに楽しむために、今晩の放送を前に第23回放送の振り返りと今後に向けたポイントをお伝えしたい。
ふわふわマッチングラジオは、
radikoタイムフリーでもう一度聴けます👇https://t.co/rDFaZekw68#水溜りボンド pic.twitter.com/QhSJtQTa7C— 水溜りボンドのオールナイトニッポン0 (@mizuann0) September 5, 2020
いよいよロンブー田村淳が登場!
9月10日の放送は、ANNの“スペシャルウィーク”と題して、ゲストにロンドンブーツ1号2号の田村淳がゲスト出演。芸歴27年、現在はテレビのMCを担う立場である淳が、レギュラー番組以外に“ゲスト”として出演することは今や決して多くない。ANNへの出演自体も久しぶりで、2014年放送の『AKB48のANN』にゲスト出演して以来。ましてや、深夜枠の第二部である『ANN0』出演となると、1996~98年時にロンブー自身が持っていた『ロンドンブーツ1号2号のANN0』以来、実に22年ぶりとなる。
とにかく「恐れ多い」と、水溜りボンドの二人はタジタジ。前回放送でも語られたように、4年前二人が初TV出演を果たした際のMCが淳であり、その後も、昨年発売された水溜りボンドを特集した『クイックジャパン』でトミーとの対談を受けてたり、自身のラジオに二人をゲスト出演させるなど、交流が続いていた。(https://realsound.jp/tech/2020/09/post-612701_2.html)
しかし基本的には、エンタメ業界での後輩である水溜りボンドが淳の元に赴くというスタイルを取っており、QJ対談時もトミーがTV局の楽屋に顔を出し、その場で撮影と1時間だけの対談をさせてもらった形だったことが語られた。QJ発売時に投稿された動画内でも、トミーは「芸人っぽくないという見られ方をしてでも面白いことを突き詰めている、現在も第一線で活躍されている田村淳さんと自分が対談することで、それを読んでくれた人たちには水溜りボンドの見方が少し変わるんじゃないか」と信頼と尊敬を込めたコメントを残していた。カンタも淳に対し「昔からYouTuberに優しかった。4年前というまだYouTuberが世間一般的に認知度が高くない時にも『すごいよね』と言ってくれた」「あの頃はまだ世間一般的にはYouTuberというのは“遊びでやっている”と思われており、TV関係の人たちは誰もコメントすらしなかった」と語る。
二人が同じく声を大にして語るのは「あの時、淳さんが優しくなかったら、トラウマになって、今TVに出ていなかった」ということだ。10月からtvkで自身の地上波初冠番組『水溜りボンドの〇〇いくってよ』もスタートする二人だが、あの時のMCが淳でなければ、現在のメディア露出も冠番組も幻となっていたかもしれない。「昔はYouTuberとしてTVに出るのが本当に怖くて、事務所の社長が保護者のように現場に同伴していた」とまで語る二人にとって、当時のTVとYouTubeの垣根は相当高いものだったに違いない。そこから4年の月日が経ち、自分たちの冠ラジオに淳をゲストとして呼べるようになったのは、本当に感慨深いことだろう。放送を楽しみに待とう。
心霊現象はニッポン放送にも!?
YouTubeチャンネル開設当初から水溜りボンドが取り組み、代名詞的な企画の一つにもなっている“都市伝説”の検証動画。現在大ヒット放映中のホラー映画『事故物件 恐い間取り』について、ネット上で話題になっている都市伝説に二人が言及する場面があった。
ラジオ放送当日に二人のチャンネルに投稿されたのは、本当にネットで言われる心霊現象が映画内で起こっているのか、映画館に二人で観に行き検証するといったもの。この映画に関して現在ネット上で様々な心霊現象の目撃や「聞こえた」という声が相次いでいるのだが、その中の一つに、主人公を演じる亀梨和也がサイン会をしている場面で、物語の前後脈略関係なく、突然「助けて」と聞こえる声が入っているというものがある。
本作は、“事故物件住みます芸人”の松原タニシの実話を元にしたホラー映画。話題になると「宣伝のために入れているのではないか?」という声もあったが、監督である中田秀夫氏は、音声チェック時には入っていなかったことを明言。映画館でしかチェックすべき術がないと、監督自身も何度も映画館に足を運ぶ中、水溜りボンドの二人も試写会以外で初めて一緒に映画を観に行くという形で観劇した。
気になる結果は、「はっきり聞こえた」とのこと。「男の人の声でしっかり『助けて』と聞こえた」というカンタに対して、トミーは「亀梨がサイン会で帰って行く女性に対して『気いつけて(気をつけて)』と引きで声をかけているのが、そう聞こえたのではないか」と解釈。しかし、その後二人の動画に反応するような形で中田監督がツイート。音声さんに確認したところ、亀梨の声は真ん中のスピーカーから出ているらしく……「左の方から聞こえた」という多くの証言に対して、辻褄が合わないのだ。
ゾッとしたところで、二人は「今日がラジオでほんとに良かったー!」「明るくなってから帰れる!」と安堵していたが、安心したのも束の間、なんとこのニッポン放送にも怪奇現象が起きているという。水曜日を担当する『佐久間宣行のANN0』内で、近くにスタッフはいないし、誰も話していないのに、佐久間と担当作家のヘッドホンに男性の話し声がずっと入ってくるという、再びゾッとする話が明かされた。それも放送は水溜りの二人が現在生放送している、まさにこのスタジオである……と。
背筋が凍る話のあとには、和みエピソードも。あまりにも怖い映画であったため、観劇中、カンタがビビってLサイズのポップコーンを全部こぼし、さらに、急に横からポップコーンがぶちまけられてくる勢いにつられてトミーが「最近の立体音響すげえ!」とビックリするという、いつもの水溜りボンドらしいエピソードだった。