『キングダム 魂の決戦』好スタートもライバル作品多し 群雄割拠の2026年夏休み興行

群雄割拠の2026年夏休み興行

 7月第3週の動員ランキングは、原泰久のコミック原作、山﨑賢人主演の人気シリーズ第5作目『キングダム 魂の決戦』がオープニング3日間で動員99万3000人、興収15億8400万円をあげて初登場1位に。祝日の7月20日を含むオープニング4日間の動員は131万5000人、興収20億6400万円。ちょうど2年前の同時期に公開されて、シリーズ最高興収80.3億円を叩き出した前作『キングダム 大将軍の帰還』のオープニング成績との興収比は93.6%(動員比は89.5%)。第1作から3作続いて50億円台で足踏みをした後、4作目の前作で80億円台まで跳ね上がった同シリーズの興収だが、実写映画化も今年で8年目を迎え、シリーズとしての疲弊も見えてきたか。

 公開3週目にして1位の座から落ちた『トイ・ストーリー5』の週末3日間の動員は81万8000人、興収は11億7000万円。とはいえ、ファミリームービーが強い夏休み中ということもあって、ウィークデイに入ってからの成績は1週目の『キングダム 魂の決戦』を上回っている。さらに、明日7月24日にはとんでもないスクリーン数と上映回数で『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の公開もスタートする。国内実写作品屈指の現行人気シリーズ『キングダム』を取り巻く環境は、2年前よりも確実に厳しさを増している。

 2年前の夏休み興行との比較でいうと、7月24日には2年前の夏に興収11.9億円を記録した『あのコはだぁれ?』と同じ世界観を引き継いだ清水崇監督のホラー作品『だぁれかさんとアソぼ?』の公開が、8月7日にはシリーズとしては下降傾向にあるものの2年前の夏に興収45.3億円を記録した『怪盗グルーのミニオン超変身』の『怪盗グルー』シリーズスピンオフ最新作『ミニオンズ&モンスターズ』の公開が、それぞれ控えている。ディズニー配給アニメーション作品の復権(『トイ・ストーリー5』)、超強力ニューフェースの台頭(『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』)、日本におけるスーパーヒーロー映画最強フランチャイズの最新作(『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』)がせめぎ合う中、『キングダム 魂の決戦』と合わせて、2年前の興行との比較という観点からも注目していきたい。

■公開情報
『キングダム 魂の決戦』
全国公開中
出演:山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈、清野菜名、満島真之介、岡山天音、志尊淳、神尾楓珠、結木滉星、三吉彩花、三山凌輝、山下美月、蒔田彩珠、山田裕貴、坂口憲二、豊川悦司、髙嶋政宏、要潤、加藤雅也、高橋光臣、平山祐介、一ノ瀬ワタル、佐久間由衣、勝矢、坂東彌十郎、橋本さとし、笹野高史、谷田歩、中村蒼、田中圭、斎藤工、玉木宏、佐藤浩市、小栗旬
原作:原泰久『キングダム』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉、原泰久
音楽:やまだ豊
主題歌:米津玄師「夜鷹」(Sony Music Labels Inc.)
配給:東宝
©︎原泰久/集英社 ©︎2026映画「キングダム」製作委員会
公式サイト:https://kingdom-the-movie.jp
公式X(旧Twitter):https://x.com/kingdomthemovie
公式Instagram:https://www.instagram.com/kingdom_movie/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kingdom_movie

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