林瑠奈が語るカルチャー愛と乃木坂46へ還元する強み 「間口を広げられるような存在に」

林瑠奈のカルチャー愛と乃木坂46への還元

 政界の親子入れ替わり劇という破天荒な設定で人気を博した池井戸潤のベストセラー小説『民王』が、初のミュージカル作品として上演される。内閣総理大臣の父・武藤泰山(別所哲也)と、気弱で就職活動連敗中の息子・翔(有澤樟太郎)の入れ替わりに巻き込まれる、翔の同級生で起業家でもある南真衣役を、乃木坂46の林瑠奈が演じる。グループの中でも屈指の歌唱力を誇り、今年大学を卒業したばかりの彼女にとって、今作は念願のミュージカル初挑戦となる。原作やドラマ版ファンからの期待を背負いながら稽古に励む彼女が、作品への手応え、大学で映画を学んだ経験からくる独特の演技論、そして4期生として現在の乃木坂46を支える覚悟を語ってくれた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

活動する上で最も大切にしている「ステージに立つ」こと

――まさに現在、稽古の真っ只中とのことですが、現場の空気感はいかがですか?

林瑠奈(以下、林): 私が勝手に抱いていた舞台の稽古のイメージよりも、ずっと温かくて明るい現場だなと感じています。舞台やミュージカルへの出演自体が今回初めてなので、どういう手順や空気感がセオリーなのかをまだ模索している最中なのですが、共演者の方々やスタッフの皆さんの優しさに助けられながら日々稽古に励んでいます。

――ミュージカル初出演のオファーを最初に聞いたときの率直な心境を教えてください。

林:正直、「どうして私なんだろう?」と驚きました。でも、日頃のグループでのライブ活動や様々なステージを関係者の方が観てくださっていて、今回の機会に繋がったのだとしたら、これまでの自分の活動が実を結んだ気がしてすごく嬉しかったです。

――生で表現する舞台という場に対して、もともと興味はお持ちだったのでしょうか。

林:はい。私の中で「ステージに立つ」ということは、活動する上で最も大切にしている部分なんです。舞台やミュージカルもライブと同じで“生もの”ですよね。その瞬間、その場所でしか生まれないお芝居や感情、そして客席のお客様と一緒に作る空間がもともと大好きなので、いつか挑戦してみたいとずっと思っていました。

――『民王』という多くのファンを持つ作品に挑むことへのプレッシャーはありませんか?

林:原作やドラマ版がある作品は比較されるのが当たり前だと思っています。でも、今回いただいた脚本を読んだ段階で「観に来てくださった方は絶対に後悔しない」と確信できる素晴らしい本と音楽になっていて。ドラマ版は小学生の頃にリアルタイムで観ていて、自分のバイブルのような作品だったので、時を経てこんな形で再会できたことが本当に幸せです。原作ファンの方にも愛していただける作品になると胸を張って言えます。

――今回演じる南真衣という役柄について、どのようにアプローチされていますか?

林:彼女は単なる等身大の大学生ではなく、学生起業家という一面も持っています。様々なコミュニティに属している点は自分にも重なる部分があるので、相手によって見せる顔の使い分けは意識していますね。事業を成功させている説得力を出すために、声のトーンや立ち振る舞いには気を配っています。

――ミュージカルということで、お芝居と歌がシームレスに繋がる難しさもあるかと思います。

林:今、一幕の稽古をやっているのですが、歌の数が本当に多くて! セリフだけのお芝居パートが少ない分、歌とお芝居の境目で観客の方を冷めさせないよう、シームレスにキャラクターの感情を繋げていく作業に苦戦しています。

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