西野七瀬、役者としての“弱点”を武器に変えて 「一つ乗り越えられた感覚があった」

2026年はドラマ『未来のムスコ』(TBS系)や映画『免許返納!?』といった話題作への出演が続き、俳優としてさらなる存在感を放っている西野七瀬。そんな彼女が次なる舞台に選んだのは、現在放送中の夜ドラ『税金で買った本』(NHK総合)だ。図書館を舞台にした本作で西野が演じるのは、一般図書係の職員・早瀬丸小夜香。一見、知的で芯のあるキャラクターだが、西野自身は役作りにかなり苦戦したという。共演者である奥平大兼への印象、意外すぎる「台本との向き合い方」、そして役者としての現在の立ち位置まで、たっぷりと語ってもらった。
図書館員役は「苦手を一つ克服する機会に」

――今回が初の「NHK夜ドラ」枠へのレギュラー出演となりますが、オファーを受けたときのお気持ちはいかがでしたか?
西野七瀬(以下、西野):夜ドラ枠は「今注目の、すごくいい作品が毎クール放送されている」ということは知っていたので、出演が決まったときはとても嬉しかったです。実際の現場も、すごく平和で良い雰囲気でした。
――今回演じられる早瀬丸小夜香は、どのような役柄ですか?
西野:早瀬丸は本をすごく愛している人で、特にレファレンスという、お客さんが探している本を一緒に見つける作業が大好きなんです。「こういう感じの本だったんだけど」というヒントから記憶や知識を辿って探していくんですが、そのことになるとすごく熱が入って夢中になってしまう。図書館という場所をとても大事に思っていて、ちょっと厄介なお客さんが来たときでも、毅然とした態度で対応できる。丁寧なんだけど、強い芯がある人だなと思います。

――知的で凛としたキャラクターですが、役作りはいかがでしたか?
西野:最初はすごく苦戦しました。セリフの言い回しが結構難しくて。特に、石平くん(奥平大兼)のセリフやお芝居の空気がかなりナチュラルなので、一緒に掛け合いをすると、自分のお芝居がすごく硬く見えすぎちゃう気がして……。そこはすごく悩みました。どうやったらこの丁寧な言い回しが自然に聞こえるんだろうって。
――それは撮影を進める中で掴んでいったのでしょうか。
西野:そうですね。いつの間にか「あ、いけるかも」という感覚になりました。私はもともと、普段あまり使わないような丁寧語を話す役に苦手意識があったんです。なので、今回はある種の挑戦というか、苦手を一つ克服する機会だと捉えていたんです。最終的には悩まずにできるようになったので、一つ乗り越えられた感覚があって良かったと思っています。
――共演の奥平大兼さんの印象はいかがでしたか?
西野:最初は「すごく落ち着いている方だな」と思っていました。でも、話していくうちにちゃんと年相応の青年っぽさも感じられましたし、大人びた考え方を持っている方なんだなと。お芝居もすごくナチュラルで素敵でした。最初は私も役のことでいっぱいいっぱいで、あまり話しかけられなかったんですけど、奥平くんが気を遣って話しかけてくれていた気がします。

――白井役を演じる青木マッチョさんはいかがでしょう。
西野:青木さんはすごく面白かったです。優しいですし、私がちょっとボケっぽく喋ると、芸人さんらしくちゃんとツッコんでくれるので、お話ししていて楽しかったですね。ご本人は「根は陽なタイプじゃない」とおっしゃっていたんですけど、学生時代の話なんかをしてくれて、それが面白くて。撮影以外でもいろいろな方に「すいません」とよく謝っていて(笑)、すごく謙虚な方なんだなと思いました。でも、(マッチョな体格の)白井くんをできるのは青木さんしかいないですし、本当に原作度の高い白井くんになっていると思います。


















