横浜流星×広瀬すずは間違いないゴールデンコンビだ 遂に実現した“W主演”までの道のり

横浜流星×広瀬すずの“W主演”までの道のり

 2度目の共演映画『片思い世界』でも、二人は運命的に傷ついてしまった子どもたちが大人になった姿を演じている。横浜は、優しく純粋であったがゆえに前に進めなくなってしまったピアニストという、またも繊細な演技が求められる役を、派手な動きではなく、語りでもなく、ほとんど静かな表情だけで表現した。一方の広瀬も、もどかしくも力強い「片思い」を切なく演じ切っていた。映画の中の二人のたたずまいをみているだけで、胸がいっぱいになるようなシーンの連続で、その演技力の高さに驚嘆しかなかった。

 『汝、星のごとく』では、瀬戸内のとある島に転校してきた男子高生・青埜櫂を横浜が、島で生まれ母親と暮らす女子高生・井上暁海を広瀬が演じる。二人は出会い恋に落ちるも、それぞれの抱える運命に翻弄され、選択に迫られる15年間が描かれるという。もともと、横浜自身が原作の映画化を望み、監督の藤井に提案して実現したというこの作品(※4)。広瀬も藤井作品への意欲を語っており、気合いは十分というところだろう。 お互い肌感覚で知っているであろう二人だからこそできる、繊細な物語が紡がれるに違いない。

横浜流星×広瀬すずW主演で『汝、星のごとく』映画化 脚本は安達奈緒子、監督は藤井道人

凪良ゆうの恋愛小説『汝、星のごとく』が、横浜流星と広瀬すずのW主演で実写映画化されることが決定。脚本を安達奈緒子、監督を藤井道人…

 第78回カンヌ国際映画祭には、横浜は『国宝』で、広瀬は『遠い山なみの光』で、それぞれに参加していた。実力派として世界に羽ばたこうとしている二人の演技に期待しかない。

参照
※1. https://hochi.news/articles/20220615-OHT1T51222.html
※2. https://gendai.media/articles/-/94685?page=4
※3. https://www.edgeline-tokyo.com/entertainment/89476
※4. https://realsound.jp/movie/2025/07/post-2076610.html

■公開情報
『汝、星のごとく』
2026年公開
出演:横浜流星、広瀬すず
原作:凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社文庫)
監督:藤井道人
脚本:安達奈緒子
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ドラゴンフライ
配給:東宝
©2026「汝、星のごとく」製作委員会 ©凪良ゆう/講談社
公式X(旧Twitter):https://x.com/nanji_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/nanji_movie

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