『あんぱん』ついに始まった“パン作り” 阿部サダヲ×吉田鋼太郎の距離は縮まるのか?

娘たちはもちろん、くら(浅田美代子)は羽多子の内職を手伝い、釜次もより一層仕事に励む。そうしてみんな悲しみを乗り越えようとしていたところに、またもや悲劇が。まだ幼いメイコ(永谷咲笑)が釜次の作業場に入り込んでしまい、釜次の弟子である豪(細田佳央太)が安全な場所に避難させようとしたその時、石材が倒れてくる。そして、咄嗟に2人を庇った釜次が石材の下敷きになってしまう。
そのせいで怪我をしてしまい、思うように仕事ができなくなってしまう釜次。4月8日の放送では、のぶが店の石材を使った石窯で草吉にパンを焼いてもらうことを思いつくという。良いアイデアだが、それに釜次が納得するかどうかはまた別。というのも、釜次と草吉は折り合いが悪い。その原因は草吉の純粋にいい人とは言えない性格だ。いつも無償でパンを提供している『アンパンマン』のジャムおじさんとは違い、大人からはしっかり代金を回収するスタイルの草吉。弱っている朝田家にも遠慮なく代金をもらいにいき、釜次から門前払いされる。結局、くらがヘソクリで払ったが、釜次の怒りは収まっていまい。そのため、いくら家がピンチとはいえ、草吉に頼るなんて釜次のプライドが許さないだろう。昔かたぎで頑固な釜次をのぶは果たして説得できるだろうか。

一方、健気に登美子(松嶋菜々子)の帰りを待つ嵩(木村優来)は寛(竹野内豊)からあるものを見せられる。それは、出版社に勤めていた亡き父・清(二宮和也)が手がけた雑誌『少年倶楽部』。実際に大日本雄弁会(現・講談社)から刊行されていた少年誌で、漫画も掲載されており、嵩は夢中になる。のちに自分が国民的漫画家になることをまだ知らない嵩のキラキラと輝く瞳が印象的だった。
■放送情報
2025年度前期 NHK連続テレビ小説『あんぱん』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00〜8:15放送/毎週月曜〜金曜12:45〜13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜8:15〜9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:今田美桜、北村匠海、加瀬亮、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、細田佳央太、高橋文哉、中沢元紀、大森元貴、志田彩良、二宮和也、瀧内公美、山寺宏一、戸田菜穂、浅田美代子、吉田鋼太郎、竹野内豊、阿部サダヲ、妻夫木聡、松嶋菜々子
音楽:井筒昭雄
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り:林田理沙アナウンサー
制作統括:倉崎憲
プロデューサー:中村周祐、舩田遼介、川口俊介
演出:柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
写真提供=NHK






















