山本千尋、『アンダーニンジャ』で実現した山﨑賢人との立ち回り 「ひとつの目標だった」

山本千尋、念願だった山﨑賢人との立ち回り

“THE武術女子高生”だった高校時代

ーー今回、初挑戦したアクションはありましたか?

山本:アクション部さんが、「何かひとつ、できないことを入れてみよう」と言ってくださって、ワイヤーを使ったアクションに挑戦しました。美月は異次元の強さを持っているので、賢人さんと比べて覚えるアクションの手数は半分くらいだったんですけど、一つひとつの破壊力が半端ないんですよね。そのあたりに関しては、「どうすればいいんだろう?」と悩みながら演じていました。

ーー山本さんが演じられた美月は、かわいらしい雰囲気なのにギャップがありますよね。

山本:たしかに! 途中でラジオ体操をしたり(笑)。よく分からないところがありますよね。

ーーある意味、分からなさが魅力というか。

山本:そうなんですよね。最終的には「山田美月は掴めないのがいいんだ!」という境地に達しました(笑)。

ーー美月のようなあざといキャラは、これまであまり演じたことがない役柄だったのでは?

山本:そうですね。撮影をしているときは、「とにかくいいものを作らないと!」という一心だったので、照れはなかったんですけど、スクリーンで観たときは「恥ずかしすぎて観たくない……!」と思っちゃいました(笑)。

ーー制服姿も珍しいですよね。

山本:それが一番恥ずかしかったです(笑)。ただ、わたしの場合は27歳のとき、『赤羽骨子のボディガード』(2024年)で初めて制服を着る作品に出演したので、もうちょっと頑張っていかなければいけないな……とは思っています。

ーー『アンダーニンジャ』は高校が舞台の作品ですが、山本さんはどういう学生でしたか?

山本:高校時代は、武術で日本代表に選んでいただいており、一番忙しい時期でした。それこそ、3年生の途中までは世界大会とかに出ていたので、「出席日数足りるかな?」みたいな。“THE武術女子高生”でしたね。スポーツクラスで、同じようにスポーツに励んでいる子が集まっていたので、「みんなが頑張っているから、わたしも頑張ろう」と思えるいい環境でした。

ーー『アンダーニンジャ』に続いて、7月放送予定の時代劇ドラマ『はぐれ鴉』(テレビ大分)でヒロインを務めることも発表されていますね。

山本:『はぐれ鴉』ではおしとやかな女の子を演じさせていただくのですが、「30代を目前にして変わる時期なのかな?」と感じることが増えてきました。この変化の波に取り残されないように、頑張っていかなければと思っています。

■公開情報
『アンダーニンジャ』
全国公開中
出演:山﨑賢人、浜辺美波、間宮祥太朗、白石麻衣、山本千尋、宮世琉弥、坂口涼太郎、長谷川忍(シソンヌ)、木南晴夏、ムロツヨシ、岡山天音、平田満、佐藤二朗
原作:花沢健吾『アンダーニンジャ』(講談社『ヤングマガジン』連載)
脚本・監督:福田雄一
プロデューサー:若松央樹、大澤恵、松橋真三、鈴木大造
制作プロダクション:クレデウス
主題歌:Creepy Nuts「doppelgänger」
配給:東宝
©花沢健吾/講談社 ©2025「アンダーニンジャ」製作委員会
公式サイト:underninja-mv.com
公式X(旧Twitter): https://x.com/underninja_mv
公式Instagram:https://www.instagram.com/underninja_mv/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@underninja_mv

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