櫻井海音、綱啓永、莉子、鞘師里保 2024年“大ブレイク期待”の俳優たち
莉子
モデルから女優へと活躍の幅を広げる“王道”を進んできた莉子は、『君が落とした青空』や『なのに、千輝くんが甘すぎる。』ではヒロインの親友ポジション。『オオカミ』シリーズへの出演経験もあり、若手俳優たちがしのぎを削った日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』にも出演。彼女もまた、実に理想的にブレイクへの階段を上ってきている。
その『最高の教師』では、各エピソードでフォーカスされるメイン生徒となることはなかったものの、第5話では詩羽演じる瑞奈と対立するなど見せ場はたっぷり。なにより30人の同世代の俳優たちが揃ったなかで、目を引くだけの存在感を発揮するのはモデルとしての長いキャリアがあってこそか。ドラマ版『アオハライド』では槙田悠里役でこれまでとは異なる雰囲気を放ち、1月26日からは主演映画『違う惑星の変な恋人』(こちらには先述の綱啓永も出演している)が公開。願わくばもっとスクリーンで観たいタイプの女優であり、そろそろどこかで大化けするのではないかと期待している。
鞘師里保
最後にもう一人挙げるならば、テレビ東京系「水ドラ25」枠で放送される『推しを召し上がれ〜広報ガールのまろやかな日々〜』で主演を務める鞘師里保だろう。2011年にモーニング娘。に9期メンバーとして加入し、2015年に卒業。留学を経て2018年にハロー!プロジェクトを卒業した後、アーティストや女優としてソロで活動してきた鞘師は、2021年には連ドラのゲスト出演が中心だったものの、2023年にはBS松竹東急のドラマ『めんつゆひとり飯』で主演を飾り、今回満を持して地上波連ドラ初主演。
2023年はハロプロが25周年のアニバーサリーを迎え、現役メンバーはもちろんOGメンバーにも注目が集まった一年であった。同期の譜久村聖が11月にモーニングとハロプロを卒業し、おなじく同期の生田衣梨奈が新リーダーに就任したこのタイミングで、年が明けて鞘師も女優として大きなチャンスを迎える。こんなにワクワクすることはなく、ここから一気に女優として躍進してくれることを願うばかりだ。