山下智久は紛れもない“努力の人” 『あさイチ』で明かした俳優としての決意
山下智久が7月7日放送の『あさイチ』(NHK総合)プレミアムトークに登場。日本を飛び出し、海外作品でも活躍する山下の俳優としての素顔が垣間見える回となった。
日欧共同製作ドラマであるHuluオリジナル『THE HEAD』、Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2、HBO MaxとWOWOWの日米共同制作によるドラマ『TOKYO VICE』、そして9月には米仏日共同制作ドラマであるHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』の配信を控え、近年、世界への活躍の幅を広げている山下。7月7日からは、Prime Videoで配信中の映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』のディレクターズカット版が、全国の劇場で封切られた。
『あさイチ』では、山下の代表作『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 』シリーズ(フジテレビ系/以下『コード・ブルー』)の面々とのエピソードも披露された。
山下はインタビュー映像で登場した浅利陽介に出会った当時の最初の印象を「結構と尖っていて、目も合わせない。お互いに『チースッ』『チースッ』みたいな感じで。なんだこいつみたいな」と回顧しつつ、今では、家族ぐるみの付き合いをするほどの仲だと明かす。
浅利は、山下の持つ雰囲気を「出で立ちというか、雰囲気がちょっと異質」と答え、その理由に、山下の“アイドル”という強みを挙げる。「ダンスや歌、立ち居振る舞いとか、染みついてる素養があって、いろんなことができちゃうんです。でも、かなり努力してると思います」と浅利は分析する。また、浅利の「自分が納得しないと、動き出せないタイプの人」というコメントに山下は、「よく人を見てる方で、自分もハッとさせられることがある。彼が言ってくれてたように、ちょっと頑固なところがありまして。良い意味で、妥協することも大事なんですけど、譲れないところもちゃんと持っておきたい」と明かした。
新作映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』では、『コード・ブルー』以来の新木優子との共演を果たしている。新木がコメントを寄せたVTR内で、“山さん呼び”がスタジオトークで指摘されると、「“山さん”っていう人は、新垣結衣ちゃんと新木優子ちゃんだけです」と『コード・ブルー』メンバー界隈でのプチエピソードも飛び出した。
本作で山下は突如病に倒れ、視力を失うことになってしまう漫画家の真治を演じた。韓国の映画監督であるイ・ジェハンとのタッグを「毎日、新しい発見をさせていただいた」と振り返る。実際に視覚障がい者に話を聞き、どう立ち直っていくかという話をして、「見えないということを見せるという意識より、心で聞くということを意識した」と役作りについて語った。