『マーベルズ』パク・ソジュン登場の特報映像を解説 3人の“マーベル”な女性が入れ替わる

『マーベルズ』新情報満載の特報を解説

 こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ最近のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)期待の新作映画『マーベルズ』の特報映像がリリースされました。気になるところをみていきましょう。

映画『マーベルズ』特報

 まずこの『マーベルズ』は2019年の映画『キャプテン・マーベル』の続編ですが、MCU×ディズニープラスのドラマ『ワンダヴィジョン』『ミズ・マーベル』に続く作品。さらに映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、そして恐らく6月に配信されるドラマ『シークレット・インベージョン』ともリンクしているのです。これは一体どういうことか? まずなぜ“マーベルズ”と複数形なのか? 一人はキャプテン・マーベル、もう一人はミズ・マーベルです。さらにモニカ・ランボーというキャラが出てきますが、彼女はコミックでは“キャプテン・マーベル”と名乗っていた時期もあります。つまり3人のマーベルな女性が活躍するわけです。

 そして3人の相関関係をざっと説明すると、1995年、地球人のキャロル・ダンバースがクリー星人とスクラル人の戦いに巻き込まれ、インフィニティ・ストーン(四次元キューブ)の力によって超人化したのがキャプテン・マーベル。そのダンバースの親友の娘で政府の組織S.W.O.R.Dで働いていたモニカ・ランボーは『ワンダヴィジョン』の事件で超人化。スクラル人に導かれ宇宙へと旅立ちます。なおモニカの母マリア・ランボーは別のバースでは“キャプテン・マーベル”として活躍していました。これは映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で明らかにされます。

 そしてヒーローオタクで、とりわけ“キャプテン・マーベル”に憧れていた10代の少女カマラ・カーンが不思議なバングルでスーパーパワーを身に付けたのがミズ・マーベルです。一方、ニック・フューリーは『スパイダーマン・ファー:フロム・ホーム』のエンドクレジットでスクラル人と共に宇宙にいることがわかります。先のスクラル人の導きで宇宙に行ったモニカ・ランボーは恐らくニック・フューリーの元に行ったのだと思います。

 ということを頭に入れつつ、この予告編です。やはり宇宙でモニカとニック・フューリーは一緒にミッションに取り組んでいることがわかります。この宇宙ステーションはS.A.B.E.R.という組織のものとテロップが表示されます。SABERとはセーバー、ライトセーバーのセーバーで“剣”ですよね。これはコミックや『ワンダヴィジョン』に登場するS.W.O.R.D(これもソード、剣という意味)の進化系ともいうべき組織でしょうか?

 その時、事件が起こり宇宙遊泳中のモニカが突然消え、彼女の宇宙服の中にカマラが現れる!? カマラはとまどいながら、もともとヒーローオタクなので、初対面だけど本物のニック・フューリーに会えはしゃいでしまうわけです。一方、モニカは別惑星にとばされいきなりエイリアンたちに襲われる。その時、一瞬彼女の姿にキャプテン・マーベルの姿が重なり、今度はカマラの部屋に突然キャプテン・マーベルが現れる場面につながります。

 これはなにが起こっているかというと、

・モニカは宇宙にいた
・カマラは自分の部屋にいた
・キャプテン・マーベルは惑星でエイリアンたちと戦っていた

 すると、なぜか突然、3人の場所がシャッフルされて入れ替わってしまったわけです。この“カマラの部屋に現れるキャプテン・マーベル”はドラマ『ミズ・マーベル』の最終エピソードのおまけシーンで描かれており、こことつながっているわけですね。

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