『マーベルズ』パク・ソジュン登場の特報映像を解説 3人の“マーベル”な女性が入れ替わる
今回の映画は、この“入れ替わり”現象がポイントのようで、だからMARVEL STUDIOSのロゴもSTUDIOS MARVELという左右入れ替わりの状態で始まります。というわけでこの謎を解くべく、カマラの家にニック・フューリーとモニカが訪れる。カマラはアベンジャーズに憧れていますから2人の顔を見て「(わ! アベンジャーズに)スカウト?」と大喜びなわけです(こういうとこ本当、かわいい)。
で、3人がそれぞれパワーを使うごとに謎の共鳴現象が起き、入れ替わってしまうことがわかります。カマラはこれまたエイリアンたちと戦っているキャプテン・マーベルと場所がチェンジ。あ、ネコ型エイリアン、フラーケン種のグースもいる(皆さん思い出してください。映画『キャプテン・マーベル』によれば、ニック・フューリーの片目をひっかいて奪ったのはこのグースです)。そしてこの運命共同体となった3人が一緒になって冒険に行くという感じでしょうか?
この予告では2人の新キャラが出てきます。1分38秒目あたりの東洋人っぽい男、そして、1分40秒目の女性(1分41秒目で3人と戦っています)。この1分38秒目の男を演じているのはパク・ソジュン。そう『梨泰院クラス』ですね!
彼は宇宙人の王子っぽい。しかもそのあとグースと同種のネコ型エイリアン、フラーケンがたくさん出てくる。パク・ソジュンが演じるのはコミックでキャプテン・マーベルとの婚約話が持ち上がる惑星アラドナの王子ヤンではないかと言われています。コミックでこのアラドナ星人は韻を踏んで話すという種族です。この設定を活かすとちょっとミュージカルっぽい演出も可能ですよね。この予告でミュージカルっぽいシーンが出てくるのはその伏線?
そして、いかにもヴィランな女性を演じているのは、ゾウイ・アシュトン。なんと実生活ではトム・ヒドルストン(ロキ様)の奥さんです。彼女は前作および『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』1作目のヴィラン、クリー人のロナンのようなハンマーを持っていますよね。ということはロナンの後継者?
3人の世代も人種も違う、素敵な(マーベル)な女性たちがチームを組んで宇宙で大暴れ! 予告編の雰囲気もすごくいい。もう傑作の予感しかないですね。
■公開情報
『マーベルズ』
11月10日(金)全国公開
出演:ブリー・ラーソン、イマン・ヴェラーニ、テヨナ・パリス、サミュエル・L・ジャクソン、パク・ソジュンほか
監督:ニア・ダコスタ
製作:ケヴィン・ファイギ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2023