松村北斗×上白石萌音、『夜明けのすべて』での再共演が話題 『カムカム』の夫婦愛を回顧

松村北斗と上白石萌音の再共演への期待

 SixTONESの松村北斗と上白石萌音が映画『夜明けのすべて』で再共演することが発表され、話題となっている。2人がW主演を務めるのは、瀬尾まいこの同名小説の映画化作品。三宅唱監督がメガホンを取り、2024年2月に公開予定である。

松村北斗と上白石萌音が『カムカム』以来の再共演 三宅唱監督で『夜明けのすべて』映画化

SixTONESの松村北斗と上白石萌音のW主演で瀬尾まいこの小説『夜明けのすべて』が映画化され、2024年2月に全国公開されるこ…

 松村と上白石は、2021年後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で安子(上白石萌音)と稔(松村北斗)として夫婦役を務めている。ほのぼのとした恋模様はやがて美しくも切ない純愛となり、幾多の困難の末に稔がたどった結末には多くの視聴者が涙した。また『カムカムエヴリバディ』はこの夫婦の美しい物語を発端にストーリーが広がっていったこともあり、安子と稔の姿は今なお多くの視聴者の心に刻まれ続けている。

 『カムカムエヴリバディ』は、朝ドラでは珍しい三部構成の物語である。上白石演じる安子は第一部のヒロインを担い、みずみずしい芝居と明るい笑顔、そして後半からの怒涛の物語に飲み込まれない存在感で見事に役を演じきった。そんな安子の人生を彩ったのが、松村演じる稔である。稔は流ちょうな英語を話す大学生。年下の安子にとっては、まさに憧れの存在だ。自転車の乗り方、ジャズのメロディ、コーヒーの味、そして英語を学ぶということまで、安子の人生が豊かになる数々のことを教え、大きな影響を与えた人でもある。その経験はやがて、安子の子どもたちの人生をも切りひらくことに繋がる。松村の持つ爽やかな佇まいと柔和な笑顔は、まさしく稔そのものであった。役の輪郭をしっかりと浮かび上がらせる説得力のある演技で、またたく間にお茶の間を「安子と稔の物語」に夢中にさせることになる。

『カムカムエヴリバディ』“1948年”は重要な分岐点に 安子の中に生き続ける稔の願い

「Why did he have to die?(どうして彼は死ななくてはならなかったの?)」  稔(松村北斗)を待ち続け、思…

 安子と稔が一緒に出演するシーンは話数にしておよそ15話程度だったが、視聴者の心にいまなお深いインパクトを残し続ける。そんな松村と上白石の再共演だからこそ、『夜明けのすべて』は多くの人々の期待を集めていることだろう。

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