『岸辺露伴は動かない』第3期のエピソードは? 実写化を成功に導いた高橋一生の原作愛
そんなファン待望のドラマ『岸辺露伴は動かない』第3期の放送決定。高橋と飯豊の続投は発表されているが、それ以外の情報はまだ解禁されていない。原作ファンが最も気になってるのは、次にどのエピソードが実写化されるかだろう。渡辺氏は以下のように予想する。
「筆頭候補は、露伴と“ジャンケン小僧”こと、男子小学生・大柳賢との勝負を描いたエピソードではないでしょうか。これは『ジョジョ』本編のエピソードですが、第5話も本編の『チープ・トリック』を元にしていたので十分あり得る話だと思います。以前、高橋さんにインタビューした際にご本人も実写化を希望されていました」
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さらに、渡辺氏は『JOJO magazine 2022 SPRING』(集英社)に今年3月掲載されたエピソード10「ホットサマー・マーサ」と、『ウルトラジャンプ』5月号・6月号に掲載されたエピソード11「ドリッピング画法」が実写化される可能性もあるのではないかと予想する。いずれも単行本にはまだ未収録だ。
「これまで脚本家の小林さんはシリーズ毎に“縦軸”を設けていました。第1期は京香の彼氏・平井太郎(中村倫也)、第2期は六壁坂村の妖怪伝説という縦軸が物語を繋いでいます。前出の2つのエピソードには、露伴の飼い犬であるバキンが新登場します。縦軸としては少し弱い気もしますが、ほかにも泉京香が再び出てきていたり、コロナ禍以降の世界を舞台にしていることからも実写化のタイミング的にはぴったりだと思いますね。ただ、エピソード11の方はメッセージ性が強く、作中の露伴のセリフにもあるように『前向きな所がどこを探しても一つも見当たらないエピソード』で年末に放送するには不向きとも言える話です。いずれにせよ、実写化が難しいエピソードばかり残っていますが、これまでと同様に小林さんの力で数々のハードルを超えてくれることを期待します」
なお、第3期の続報は10月頃を予定している。どのエピソードが実写化されるか、予想をしながら発表を楽しみに待ちたい。
■放送情報
『岸辺露伴は動かない』
NHK総合にて、12月放送予定
出演:高橋一生、飯豊まりえ
原作:荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない』
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
人物デザイン監修:柘植伊佐夫
演出:渡辺一貴
制作統括:斎藤直子、土橋圭介、ハン サングン
制 作:NHK エンタープライズ
制作・著作:NHK、ピクス