『ちいかわ』うさぎの手がキメラに!? “本性”が顕になったアニメ版、くりまんじゅうも登場

 朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)内で、毎週金曜日に放送されているアニメ『ちいかわ』。8月12日に放送された第20話は、うさぎ(CV:小澤亜李)の手に異変が現れる衝撃展開が描かれた。

 原作はイラストレーターのナガノが2020年からTwitterに投稿している1ページ漫画。“ちいかわ”の愛称で親しまれ、翌年には講談社から『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』のタイトルで単行本化。2022年8月現在、4巻まで発売されている。

 ちいさくてかわいいキャラクターたちと、シビアな世界観のギャップが大人から子供まで幅広い人気を博している本作だが、アニメ化当初は主人公・ちいかわ(CV:青木遥)のほのぼのとした日常が中心に描かれてきた。

 しかし、第16話でキメラが登場して以降、アニメは原作同様に不穏さを増している。キメラは、ちいかわと同じような身体に羽と尻尾が生えた謎の生物。「あはっ あはっ こんなになっちゃった……」という印象的な台詞から、元々はちいかわ達と同じ種族であることが匂わされている。涙を流す姿は哀愁を漂わせているが、鋭い爪で容赦無くちいかわを襲う凶暴性も併せ持つ存在だ。

 第20話では、ちいかわと遊んでいる途中に、突然うさぎの手がキメラ化。いつどんな時もテンションの高いうさぎだが、ちいかわの前に現れたキメラと同じように目に涙を浮かべる。このまま、うさぎは完全にキメラになってしまうのか……と思いきや、なんとちいかわの夢であることが発覚。朝一番にちいかわはうさぎの元に駆けつけ、いつもと変わらない光景に安心して涙を流すという展開だった。

 ひとまず一安心だが、第18話では、今作屈指の人気キャラクターである労働の鎧さん(CV:東地宏樹)やくりまんじゅう(CV:淺井孝行)が登場。この回から、アニメでも原作同様にちいかわたちは労働を通してお金を稼ぎ始める。その中には、キメラ討伐という身の危険を伴う仕事も。原作のシビアさもしっかりと届けるアニメ『ちいかわ』に、ファンからは「もう本性隠さなくなってきたちいかわアニメ、大好き」「笑いも驚きも感動も狂気も届けてくれる神アニメ」と肯定的な声が挙がっている。

■放送情報
『ちいかわ』
『めざましテレビ』(フジテレビ系)内にて、毎週金曜7:40頃〜放送
出演: 青木遥、田中誠人、小澤亜李、井口裕香、杉田智和、東地宏樹、松岡禎丞、内田雄馬、淺井孝行ほか
原作:ナガノ『ちいかわ』
シリーズディレクター:三原武憲
セットアップデザイン:朝倉夕貴
色彩設計:石黒けい
撮影監督:金子直広(三晃プロダクション)
音響監督:土屋雅紀
音楽:トクマルシューゴ
編集:茶谷真悟
アニメーション制作:動画工房
(c)ナガノ/ちいかわ製作委員会
公式Twitter:https://twitter.com/anime_chiikawa

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