モテキャラだけじゃない! 坂口健太郎が『競争の番人』で発揮する新たな魅力に期待
『シグナル 長期未解決事件捜査班』(カンテレ・フジテレビ系)では、警察組織に不信感を持つ刑事の三枝というクセのある役を体あたりで演じた坂口。無線機を媒介に時空を超えて2人の刑事が繋がり、長期未解決事件を解決していく本作において、心に傷を抱えながらも内に情熱を秘めた理知的な刑事役を熱演。大ヒットとなったこの連続サスペンスドラマは2021年に劇場化され、あわせてスペシャルドラマも放送された。
また、9月には岡田准一とタッグを組んだ『ヘルドッグス』も公開予定。本作で坂口は関東最大のヤクザ組織の一員・室岡秀喜に扮する。室岡は死刑囚の息子という境遇のために心に深い闇を抱える“狂犬”であり、相性98%の潜入捜査官の兼高(岡田准一)と共に猛スピードで組織を駆け上がっていくという役どころだ。
坂口のチャームポイントは、爽やかな佇まいと清潔感、クシャっと笑うキュートな笑顔にある。そこにデビュー早々から佐藤浩市、綾野剛、豊川悦司ら第一線で活躍する演技巧者たちとガッツリ共演して培われた高い演技力が加わり、対応力抜群の“俳優・坂口健太郎”が形成された。ともすれば誤解を与えてしまいそうなキャラクターでさえ共感と共に成立させてしまう離れ業には、目を見張るばかりだ。
公正取引委員会の第六審査(通称ダイロク)を舞台とする7月期の月9ドラマ『競争の番人』において、坂口は天才で理屈っぽくひねくれ者の職員・小勝負勉を演じる。小勝負は20歳で司法試験に合格し、東大法学部を主席で卒業したものの、“弱小官庁”と揶揄されることもある公正取引委員会に就職した変わり者だ。実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(杏)とコンビとなり、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守る“競争の番人”として奮闘する。他の審理官とは違う独特の視点や洞察力がある一方、人とは異なる調査方法で周囲を困惑させるという。
モテキャラとは真逆の、これまでに演じたことのない難役を坂口はどう体現するのか? 『オケ老人!』以来6年ぶり、ドラマでは初となる杏との共演と共に、坂口の新たな魅力の発見に多いに期待したい。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記。
■放送情報
『競争の番人』
フジテレビ系にて、7月11日(月)スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶほか
原作:新川帆立『競争の番人』(講談社)
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太
演出:相沢秀幸、森脇智延
プロデュース:野田悠介
制作・著作:フジテレビ
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