モテキャラだけじゃない! 坂口健太郎が『競争の番人』で発揮する新たな魅力に期待

坂口健太郎『競争の番人』で新たな魅力発揮?

 坂口健太郎と杏がW主演するドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)がいよいよ7月11日から放送される。

 これまでドラマではあまり描かれることがなかった“公正取引委員会”を題材とする本作。月9ドラマ初主演となる坂口と、2015年放送の『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)以来の月9ドラマ出演となる杏が、 “競争の番人”となって企業の不正を暴き出す。4月期の『元彼の遺言状』に続いて2期連続となる作家・新川帆立の人気小説を原作につむぐ“凸凹バディのエンタメミステリー”だ。

 切れ長の目元が涼し気な和風男子=塩顔男子の火付け役であり、今だ不動の人気を誇る坂口は、2010年にファッション誌『MEN'S NON-NO』(集英社)のモデルとして芸能活動をスタート。2014年に公開した『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビューを果たし、その翌年には『ヒロイン失格』で利太(山崎賢人)に想いを寄せるヒロイン・はとり(桐谷美玲)に本気で恋をしてしまう“学校イチのモテ男”の弘光を好演している。

 出世作は、豪華俳優陣が競演する『64-ロクヨン- 前編/後編』。坂口は県警警務部の広報官である三上(佐藤浩市)に、情報開示を求めて真っ向からぶつかっていく東洋新聞の記者・手嶋を熱く演じ、第40回日本アカデミー賞・新人俳優賞を獲得した。

 そして坂口のスイートな魅力が全開したのは、2018年公開の『今夜、ロマンス劇場で』の映画監督を夢見る青年・健司役だろう。健司はモノクロ映画のお姫様・美雪(綾瀬はるか)と恋に落ちるが、2人の間には過酷な宿命が横たわる。このロマンティックで切ないラブストーリーにおいて、坂口は純愛を貫くピュアな男心をしっとりと表現。また、連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK総合)で演じた、ぶっきらぼうで愛想のない医師・菅波光太朗役にもキュンキュンさせられた。気象予報士を目指すヒロイン・永浦百音(清原果耶)の心の支えとなり、じれったくも微笑ましい恋愛模様を繰り広げた菅波。その不器用な可愛さを持つ菅波を絶妙なさじ加減で演じた坂口に、日本中が癒されたのである。

 そんな坂口が近年では“爽やかな実力派俳優”から、“気骨のある演技派”へと変貌を遂げている。

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