井之脇海が朝ドラ3度目の登場 『ちむどんどん』ではヒロインのライバルに?

井之脇海『ちむどんどん』で暢子の好敵手に?

 「タコとオリーブとセロリの冷製サラダ」を手にし、朝ドラ『ちむどんどん』(NHK総合)に登場した井之脇海。彼が朝ドラに出演するのはこれで3度目だ。夢にまで見た憧れの東京へとやってきたヒロイン・暢子(黒島結菜)にとって、井之脇演じる矢作知洋はどのような存在になっていくのだろうか。

 兄・賢秀(竜星涼)がプロボクサーとなり、そのファイトマネーによって念願の上京を果たした暢子。しかし、前途洋々とはいかないのがいかにもこのヒロインらしい。賢秀はボクシングジムの会長らに借金をし逃亡中であり、暢子は働き口さえ見つかっていない。それでも悲観的にならず、目の前のこと一つひとつを楽しんでいこうという姿勢もまたこのヒロインらしさといったところ。だからこそなのか、ひょんなことから平良三郎(片岡鶴太郎)&多江(長野里美)夫妻と出会い、「銀座いちのレストラン」で働くチャンスを得ることができたのである。

 井之脇演じる矢作はここで登場した。彼はこのイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」の料理人。暢子が客としてこの店を訪れた際にサラリと初登場し、三郎の紹介状を手に再び暢子が訪れたいま、本格的な登場を果たしたところだ。暢子とはまだ会話という会話を交わしておらず、いったいどのような人物なのかは分かっていないが、どうやら“イイヤツ”ではなさそうである。暢子の言動に対して「ずぶの素人」だと口にしたり、鼻で笑ってみたり。彼女の新たな障壁となりそうな人物だ。

 この一連の様子を見ていて、「さすが井之脇海」と唸ることしきりである。シーンの中心にいるのは暢子と料理長の二ツ橋光二(高嶋政伸)、厳しい性格のオーナー・大城房子(原田美枝子)の3人。いち料理人であり、事情をあまり知らない矢作に発言権はほとんどなく、そのため演じる井之脇にはほぼセリフが用意されていない。それでいて彼の存在が印象に残るのは、大城とはまた別のやり方で、暢子に対して非・歓迎的なムードを一人で体現しているから。鼻で笑ったりするようなあからさまな振舞いでなくとも、彼はカメラに一瞬映った際の目つきだけでこれを的確に表現している。そして「ずぶの素人」という言葉の響きには、暢子を相手にせずただ見下しているというよりも、どこか“敵視”している印象があった。それはつまり暢子が「アッラ・フォンターナ」の採用試験に合格した場合(確実にするわけだが)、彼が次なる敵になることを示唆している。実際、番組の公式サイトの紹介では、「料理人としての野心と確かな才能を秘めながら、新人の暢子には厳しくかつちょっと意地悪にも当たる、ひねくれた部分もある」(※1)と矢作について解説している。さらには、「物語の中で紆余曲折を経て、暢子の重要な仲間になっていくことに」とも。



関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる