『ちむどんどん』片岡鶴太郎が導いた沖縄県人会の縁 川口春奈と山田裕貴は結婚を巡り対立

『ちむどんどん』三郎が導いた沖縄県人会の縁

 賢三の記憶に導かれるように、暢子は平良家そして「アッラ・フォンターナ」にたどり着いた。東京で初めて入ったレストランが、沖縄県人会の会長の知り合いだったという偶然。はたして単なる偶然なのだろうか? 本土で暮らす沖縄2世の人々には知られざる歴史があり、それぞれが沖縄への思いを抱えている。やんばる育ちの暢子が、彼らとどんな物語を紡いでいくか楽しみだ。

 沖縄と東京を舞台に物語が進行する『ちむどんどん』。名護の「サンセットバーガー」では、良子(川口春奈)が博夫(山田裕貴)と2人だけの勉強会を開いていた。しかし、里美(松田るか)の結婚をめぐって2人の意見は対立。「結婚は家と家の経済的な結びつきだから、打算的な決断をしても批判できない」と言う博夫に、良子は「もし私が家族のために打算的な結婚をすると言っても?」と詰め寄る。博夫は「君が望むなら」と眼をそらし、「君自身の人生の重大な決断を下すのは君しかいない」と返す。

 これまでのやり取りから、博夫に優柔不断な面があることは知っていたが、ここは否定してほしかったところ。何か理由があるのかもしれないが、良子は明らかに落胆した表情で、どうにかして2人の気持ちが通じ合ってほしいと願うばかりだ。

■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK

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