『ちむどんどん』片岡鶴太郎が導いた沖縄県人会の縁 川口春奈と山田裕貴は結婚を巡り対立

『ちむどんどん』三郎が導いた沖縄県人会の縁

 賢秀(竜星涼)を追って横浜の鶴見へやってきた暢子(黒島結菜)。酔っ払いにからまれ、雨宿りした軒先で耳にしたのは懐かしい三線の音色だった。

 『ちむどんどん』(NHK総合)第27話。三線に乗って流れてきたのは、父・賢三(大森南朋)が好きだった「てぃんさぐぬ花」のメロディ。三線は「平良」という表札の民家から聞こえてきた。暢子が呼び鈴を鳴らすと女性が応対し、居間へ通される。そこにいたのは、沖縄県人会の会長を務める平良三郎(片岡鶴太郎)だった。

 「俺たちは2世。親が沖縄から出稼ぎに来て、俺たちはこっちで生まれた」と三郎。妻の多江(長野里美)によると「この家にはあなたみたいな人がしょっちゅういろんな相談に来るの」。暢子は東京へ着いてからのいきさつを話し、初めての日本そばに舌鼓を打つ。三郎は賢三の名前を聞いて、「お父さん、若い頃、鶴見にいなかったか?」と尋ねる。賢三は生前、東京で働いていたと暢子に話しており、もしかすると三郎に会っていたかもしれない。

 面倒見のいい平良夫妻のおかげで、暢子は家族と離れて送る最初の夜を安心して過ごせた。翌日、料理人になりたいという暢子を、三郎は「東京で一番の西洋料理店」に連れていく。紹介状を持たせて送り出した先は、なんと暢子が前日に訪れたイタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」だった。

 開店前のフロアにやってきた「まさかやー様」こと暢子を見て、料理長の二ツ橋(高嶋政伸)と料理人の矢作(井之脇海)は目を丸くする。「今日はお客じゃありません。ここで働かせてください」と頭を下げる暢子。二ツ橋は紹介状をオーナーである房子(原田美枝子)に渡し、房子は暢子にテストをすると告げた。

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