『悪女(わる)』麻理鈴が“男女格差”に挑む 鈴木伸之が“男のつらさ”を体現
素直になれない2人の仲を取り持ったのは、麻理鈴の“手押し相撲”だった。力の強さや、身体の大きさが関係なく、男も女も平等に戦うことができる。小さな身体で、「川端さんに謝ってください!」と訴えてくる麻理鈴の姿に、小野も心を打たれる部分があったのだろう。峰岸雪(江口のりこ)にかけられた「あなたが一言を呑み込むだけで、傷つかない人がいるかもしれない。ちょっとした気遣いですむなら、すればいい。気遣いは、タダだよ」という言葉も、彼を変えるきっかけになったのかもしれない。今回は、表立って麻理鈴をフォローしていなかった峰岸だが、実は裏で寄り添ってくれていたところに、彼女の優しさを感じる。
いつの日か、男だからとか、女だからとかではなく、“あなただから”と、その人自身の価値を認められる社会になってほしい。麻理鈴を守るために車道側に立った山瀬くん(高橋文哉)が、その行動のわけを「(女だからではなく)田中さんだからです」と答えたように。“あなただから”と言い合える世の中に。
第4話ラストは、T・Oさん(向井理)とついに再会を果たしたり、小野と抱き合うシーンがあったり、山瀬くんの意味ありげなショットがあったりと、麻理鈴に恋愛フラグが立ちまくっていた。次週のテーマは、“社内恋愛”のため、さらに恋愛色が強くなっていきそうだ。
■放送情報
『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:今田美桜、江口のりこ、鈴木伸之、高橋文哉、向井理、志田未来、石田ひかり(特別出演)
原作:深見じゅん『悪女(わる)』(講談社『BE・LOVE』)
脚本:後藤法子、松島瑠璃子
演出:南雲聖一、内田秀実、山田信義
プロデューサー:諸田景子、小田玲奈、大塚英治、平井十和子
チーフプロデューサー:田中宏史
主題歌:J-JUN with XIA(JUNSU)「六等星」(First JB music)
制作協力:ケイファクトリー
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/waru2022/