Snow Man 目黒蓮が映画単独初主演 今田美桜と共演『わたしの幸せな結婚』2023年春公開へ

目黒蓮主演で『わたしの幸せな結婚』映画化

 Snow Manの目黒蓮が映画単独初主演を務める『わたしの幸せな結婚』が、2023年春に全国公開されることが決定した。

顎木あくみ『わたしの幸せな結婚』(富士見L文庫/KADOKAWA)原作書影

 本作は、小説投稿サイト「小説家になろう」で連載がスタート、2019年に小説とコミックが刊行され、シリーズ累計発行部数は400万部(2022年4月時点)を突破している、顎木あくみによる同名小説を実写映画化するラブストーリー。

 明治・大正期の雰囲気をまとった架空の時代を舞台に、ある宿命をもつ家系に生まれ、能力のなさや生い立ちゆえに家族から虐げられてきたヒロインが、自分を信じて愛してくれる男性と出会い、その人を愛することで、新たな運命を切り開いていく。

 美しい美貌の持ち主だが、冷酷無慈悲と言われている主人公・久堂清霞(くどうきよか)を演じるのは、本作が映画単独初主演となるSnow Manの目黒。2020年にSnow ManとしてCDデビューを果たし、第35回日本ゴールドディスク大賞では計7冠を受賞するなど、グループとして圧巻の人気を見せる傍ら、2021年に放送されたドラマ『教場II』(フジテレビ系)、同年放送の『消えた初恋』(テレビ朝日系)などに出演。さらに、先月公開された映画『おそ松さん』では、振り切ったコメディにも挑戦するなど、俳優としての活動も目覚ましい。本作では、心を閉ざした冷酷な名家の当主という役に挑戦。目黒は「純愛でありながらも、アクションやファンタジー要素があり、本当にこの作品でしか味わえないようなモノが詰まっている作品です。久堂清霞を演じる中で真剣に、気持ちを込めて演じさせて頂いたので、是非皆さんに観て頂けたら嬉しいです」と語っている。

 名家に生まれながらも、家族に虐げられてきたがゆえに自信のないヒロイン・斎森美世(さいもりみよ)を演じるのは、今田美桜。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年/日本テレビ系)、『半沢直樹』(2020年/TBS系)、連続テレビ小説『おかえりモネ』(2021年/NHK総合)などのドラマに出演し、ヒロイン役を務めた映画『東京リベンジャーズ』(2021年)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。さらに、現在放送中の日本テレビ系水曜ドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』では、連続ドラマ初主演も務めるている。これまで演じてきたような気丈で笑顔溢れる快活なイメージから一転、本作で儚く憂いを帯びた悲劇的なヒロインという初めての役どころに挑む今田は、「美世は虐げられてきたがゆえに感情を表に出せなくなってしまった子なのですが、そのような役を演じたことがなかったので、正直不安でした。ですが、それと同時に内に秘めた芯のあるところが魅力的な女性だったので演じてみたいと思いましたし、オファーをいただけたことがすごく嬉しかったです」と、自身の新境地となる役への想いを語った。

 そんな本作のメガホンを取るのは、『アンナチュラル』(2018年/TBS系)や『MIU404』(2020年/TBS系)、『最愛』(2021年/TBS系)などの数々のドラマを手掛けてきた塚原あゆ子。本作は、映画監督デビュー作となった『コーヒーが冷めないうちに』(2018年)以来、2作目の映画作品となる。脚本を手がけるのは、『陽だまりの彼女』 『浅田家!』『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』の菅野友恵。

 あわせて、目黒演じる久堂清霞と今田演じる斎森美世の和服姿を捉えたスーパーティザービジュアルも公開された。

コメント

目黒蓮(久堂清霞役)

オファーをいただいた時、(単独主演ということが)少し前の自分じゃ考えられないようなことでしたので、すごく嬉しかったです。(Snow Manの)メンバーに報告したらみんなもすごく喜んでくれました。
原作を読ませて頂きましたが、2人の関係性の行方など時代背景も個人的には新鮮ですごくハマってしまいました。実際に演じる時には、清霞がどうやって心を開いていくのか、という事をすごく大切にしながら演じました。
今作は、明治・大正期をイメージした設定ですので、昔からの日本の歴史を感じるような場所で撮影できたことも大変趣深かったです。衣装も軍服や和装でなかなか着る機会がないので、和服の着こなし方などもたくさん
教えて頂き、本当にいい経験をさせて頂きました。
美世役の今田さんとは、この作品ではじめてお会いしたのですが、お会いした時に、原作の美世の雰囲気そのままの方だ…と感じました。
『わたしの幸せな結婚』は、純愛でありながらも、アクションやファンタジー要素があり、本当にこの作品でしか、味わえないようなモノが詰まっている作品です。
久堂清霞を演じる中で真剣に、気持ちを込めて演じさせて頂いたので、是非皆さんに観て頂けたら嬉しいです。

今田美桜(斎森美世役)

美世は虐げられてきたがゆえに感情を表に出せなくなってしまった子なのですが、そのような役を演じたことがなかったので、正直不安でした。ですが、それと同時に内に秘めた芯のあるところが魅力的な女性だったので演じてみたいと思いましたし、オファーをいただけたことがすごく嬉しかったです。
原作も読ませて頂いたのですが、面白くて止まりませんでした! 台本を読んだ時には美世の心情に共感して号泣してしまいました。美世が徐々に心を開いて幸せになっていく姿が格好良くもあり、自分も幸せな気分になりました。
衣装は、終始お着物なんですが、心情の変化と共にその装いも変わっていくので、そこにも注目して頂けたらと思います。お着物を着てお芝居すること自体初めてだったのですが、最初はしゃがんだり立ったりすることにも慣れず、変なところに力が入って筋肉痛になりました(笑)
目黒さんにはじめてお会いした時は、髪型も雰囲気も清霞そのもので「本物だ…」と思いました!
清霞と美世は、2人とも性格上、奥手なところがあって言葉を多く交わさない仲なのですが、撮影中は目黒さんが役での関係性をそのままに現場でも空気感を作ってくださり、とてもありがたかったです。
清霞と美世の2人の行く末を、ぜひ皆様に楽しんで頂けたらと思います。

塚原あゆ子(監督)

素敵な挑戦をさせていただけることを、大変光栄に思っています。
壮大な原作の世界を、丁寧に切り取れたらと思います。
現在、撮影は終わり、スタッフ一同全力で仕上げています。
実写だからこその、目黒さんや今田さんの生きた表情と葛藤があふれた映像になっていますので、
どうぞおたのしみに。

顎木あくみ(原作著者)

この度、大変ありがたいことに『わたしの幸せな結婚』が実写映画化となります。
正直なところ、まさかスクリーン!?と未だに信じられない気持ちでいっぱいです。
しかも、メインの清霞と美世を演じてくださるのが、今を時めく目黒さんと今田さん。
それだけで豪華すぎて感動しきりなのに、お二人の魅力とキャラクターの合わさった、格好いい清霞と可愛らしい美世、そして『わたしの幸せな結婚』の世界を見ていただけることになって、本当にうれしいです。新たな作品の形で皆さまにも楽しんでいただけたら、こんなにも幸せなことはありません。
ぜひ、ご期待ください。

今安玲子(プロデューサー)

『わたしの幸せな結婚』このタイトルに惹かれました。想像を遥かに超える壮大な世界とラブストーリーが待っていました。主人公たちの心模様を繊細に描き、この美しい世界を紡いでくれるのは塚原あゆ子監督しかいないとご相談しました。監督は視覚的にも新しい世界観に挑戦することで、小説の魅力を大事に映像へとつないでくれています。目黒蓮さんは、撮影中、シーン毎に何度も自分の演技をチェックし、監督と議論し、誠実に役に向き合う姿そのものが「清霞」でした。今田美桜さんも儚いヒロインを存在とそのまなざしでしっかりと体現してくれ、常に現場でも「美世」として存在してくれていました。二人の運命の出会い、お互いの心に触れ、前を向き、自分の力で「幸せ」を掴み取っていく物語に、きっと心揺さぶられるはずです。愛を知り、強く生きていく二人の宿命を見届けてください。
今時代が必要とする最高のエンターテイメント作品になることを確信しております、ご期待ください。

■公開情報
『わたしの幸せな結婚』
2023年春公開
出演:目黒蓮(Snow Man)、今田美桜ほか
監督:塚原あゆ子
脚本:菅野友恵
原作:顎木あくみ『わたしの幸せな結婚』(富士見L文庫/KADOKAWA)
※コミカライズ:原作・顎木あくみ/漫画・高坂りと/キャラクター原案・月岡月穂(ガンガンONLINEにて連載中/スクウェア・エニックス)
制作プロダクション:TBSスパークル
製作委員会: KADOKAWA、東宝、TBSほか
配給:東宝
(c)2023映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会
公式サイト:https://watakon-movie.jp

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる