『未来への10カウント』木村拓哉の“影と光”が存分に詰まった第1話 王道ドラマの始まり

『未来への10カウント』木村拓哉の影と光

 初めて味わった本気のボクシングに伊庭は「やっとボクシングできた」と感激し、唯一の女子部員・水野あかり(山田杏奈)は「桐沢コーチがいてくれないと困るんです、私たち!」と廃部寸前のボクシング部をなんとか救おうと必死に桐沢へと訴えかける。その“キラキラ”した言葉に心動かされたのは、ボクシング部顧問の折原葵(満島ひかり)。桐沢が伊庭に怪我をさせたことを内密に。公開スパーリングで新入部員が3名入ってきたことによって、ボクシング部は存続。桐沢は臨時コーチから、晴れて正式なコーチとなった。

 ボクシング用語の解説役を担っている折原に、松葉台高校の校長という立場でありながら桐沢とはボクシング部の元マネージャーとして交流のあった大場麻琴(内田有紀)のポジションも面白い。木村と内田は1992年放送のドラマ『その時、ハートは盗まれた』(フジテレビ系)でも高校の先輩・後輩役で共演している。

 第2話でボクシング部が目指すのはインターハイ予選への出場。猶予はたったの2カ月。しかし、そこにはボクシング部を潰しにかかる大場の魔の手が迫る。

 『未来への10カウント』試合開始のゴングが鳴った。

※高橋海人の「高」は「ハシゴダカ」が正式表記。

参照

※ https://www.tv-asahi.co.jp/10count/intro/

■放送情報
『未来への10カウント』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:木村拓哉、満島ひかり、安田顕、高橋海人(King & Prince)、山田杏奈、村上虹郎、馬場徹、オラキオ、坂東龍汰、佐久本宝、吉柳咲良、櫻井海音、阿久津仁愛、大朏岳優、山口まゆ、三浦りょう太、富樫慧士、八嶋智人、市毛良枝、富田靖子、内田有紀、生瀬勝久、柄本明
脚本:福田靖
演出:河合勇人、星野和成
ゼネラルプロデューサー:横地郁英
チーフプロデューサー:黒田徹也
プロデューサー:川島誠史、都築歩、菊池誠、岡美鶴
音楽:林ゆうき
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる