『カムカムエヴリバディ』錠一郎の“オダギリジョー化”が加速? 堀部圭亮の粋な“再登場”も

錠一郎の“オダギリジョー化”が加速?

 ついに回転焼き屋「大月」も始動し、本格的な京都での新生活が始まった『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)第61話。しかし、最初は思った以上に客足が伸びない。それどころか、近所でも受け入れられず苦戦を強いられたるい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)。そんな彼らに救いの手を差し伸べたのは一子(市川実日子)だった。

 お茶をたてる姿も美しかったが、外を出歩く時の着物の着こなしもしゃんとしていて、耳元のイヤリングが派手すぎずに、しかし存在感を発揮している。大阪時代には周りが流行りのシャーベットカラーばかりの洋服に身を包む中、パキッとしたカラーリングで自身のファッションセンスを貫いていた“ベリー”のスタイルは、京都に来ても健全である。

 そんな彼女も一度は回転焼きを馬鹿にするが、るいはすかさず毅然とした態度で「うちのあんこは絶品ですから」と返した。その表情に、母・安子(上白石萌音)の面影が重なる。「おいしゅうなれ」と、かつて母とかけていた“まじない”を今、るいがかけながら、かつて母がそうしたように、新天地であんこを強みとしたお菓子屋を営む。英語で「come full circle」という表現があるが、まさにその意のように全てが一周してまた始まりに戻っているような感覚だ。

 なにせ、近所に“あの”、「あかにし」があるのだから尚更だ。なんと安子の住んでいた朝丘町商店街にあった荒物屋の一人息子・吉右衛門が、京都に来ていた。それだけでなく、「あんたはお父ちゃんじゃない、ケチ兵衛だ」と言ってしまった父の後継をしている。彼の父・吉兵衛が大空襲の際に身を挺して守った息子の今の姿に、少し目頭が熱くなってしまう。なお、父も息子も堀部圭亮が演じている。



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