『二月の勝者』黒木の“夜の顔”の正体が早くも判明 生徒に寄り添う教育法は大成功

『二月の勝者』黒木の寄り添う教育法が成功

 最強で最悪のスーパー講師・黒木蔵人(柳楽優弥)が成績不振塾の立て直しをはかる『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)。第3話では、前回のラストシーンで黒木が見せた「もう一つの顔」、その答えが早くも明かされた。

 成績不振の中学受験塾「桜花ゼミナール」において、成績上位者で構成されるΩクラス。そのなかでも成績トップを争う・花恋(田中絆菜)は、名門進学塾「ルトワック」への転塾を考え、体験入塾することとなる。

 桜花ゼミナールにとって“金のたまご”である花恋が転塾となれば、合格実績低下は免れない。Ωクラス担任の橘(池田鉄洋)は居ても立っても居られないが、何もするなという黒木の指示に従うしかない。

 そのころ花恋は、ルトワックのハイレベルな授業についていけずにいた。桜花では常にトップクラスで、講師や生徒からも一目置かれる存在だった自分が、その他大勢どころか名前も覚えてもらえず、テストの結果はクラスで最低。自尊心を傷付けられ、追い込まれた花恋は、「23時まで」と決められている自宅学習のルールを破り、がむしゃらに机に向かう。そ
の姿に母(高岡早紀)は胸を痛め、身体のためにもどうか無理をしないよう説くが、花恋の焦燥を目の当たりにし、何も言えなくなってしまう。花恋が初めて味わった屈辱と挫折。力を込めて握っていたシャープペンシルが、無意識に彼女の太ももを傷付けていた。

 強気な性格と、成績優秀ゆえの周囲からのやっかみもあり、もともと学校になじめていなかった花恋。居場所がなく、学校をさぼって公園にいるところを偶然、佐倉(井上真央)が通りかかる。もともと佐倉に良い印象を抱いていない花恋。さらには自暴自棄になっていることもあり、佐倉の言葉をつっぱねる。しかし佐倉は、花恋の太ももの傷を見逃さなかった。自傷行為ではないかと報告を受けた黒木が、ついに動き出した。

 俯き、とぼとぼと歩く花恋の前に現れた黒木。スーツを着崩し、ラフな髪型で、ポケットに手をつっこむその姿は、「桜花ゼミナールの黒木校長」ではなく、一人の「黒木蔵人」だ。花恋に甘酒をおごり、隣に座って、同じ目線で話し始めた2人。普段、塾では見せない姿を見せ、「前田花恋」でも「花恋さん」でもなく「花恋」と呼び、優しさを含んだタメ口で話す黒木。特別感や優越感、「大事にされている」ことを感じたい花恋にとって、効果的な戦法だ。

 なぜ成績優秀な者は褒められないのだろうか、と花恋が抱えてきたジレンマを言葉にし、その思いを肯定する。そして黒木や桜花ゼミナールにとって花恋が特別な存在であること、花恋は決して「その他大勢」ではないこと、花恋が輝ける場所はルトワックではないことーー席を空けて“待っている”ということ。花恋の個性、特性、求めているものを見抜いた口説き文句であり、すべてが今の花恋にとって必要な言葉だった。



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