吉高由里子×松下洸平×井浦新、撮影現場で感じる“愛情” 『最愛』は“心”で演じる

吉高由里子×松下洸平×井浦新が語る『最愛』

 吉高由里子、松下洸平、井浦新が織りなす珠玉のサスペンスラブストーリー『最愛』(TBS系)は、現在の殺人事件と15年前の失踪事件が交差しながら描かれる。吉高は殺人事件の重要参考人であり新進気鋭の若手社長・真田梨央を、そんな梨央の初恋の相手であり事件を追う刑事の宮崎大輝を松下が、そして梨央をあらゆる手段を使って守ろうと奔走する弁護士の加瀬賢一郎を井浦がそれぞれ演じる。

 『わたし、定時に帰ります。』『アンナチュラル』『MIU404』(すべてTBS系)など話題作を次々と生み出してきた新井順子プロデューサー×塚原あゆ子監督による完全オリジナルの新作ということもあり、多くのドラマファンにとっても期待度の高い本作。3人はどのような気持ちで挑んでいるのか。そしてお互いに対する印象について聞いた。

「集中力を切らさず突っ走っていきたい」

――いよいよオンエアがスタートしましたが、今のお気持ちはいかがですか?

吉高由里子(以下、吉高):ドラマは1話が始まってしまったら、追いかけられるスケジュール感というか、「始まっちゃったな」という感覚ですね。たくさんの人に見てもらえたらうれしいです。

松下洸平(以下、松下):撮影がスタートして1カ月半、びっくりするくらいあっという間でした。それだけ非常に濃い日々を過ごさせていただいているんだなと実感しています。自分が出ていることを抜きにして、1つの作品としてすごくハラハラドキドキしながら見てしまいました。気づいたら、ギュッと手を握ってしまっていたくらい。これから12月の終わり頃まで、しっかり集中力を切らさず突っ走っていきたいなと思っています。

井浦新(以下、井浦):まずは、共演者と監督方、制作陣のみんなでそれぞれ作っていく中で、育ってきている役がどのように視聴者の方たちに届いていくのか、物語がどのように皆さんに伝わっていくのかというのは、うれしいと共にドキドキしています。自分もこの先どうなっていくのか知らないぶん、最終話までいったときにどんな状態で立っているのかなと。こうやって宣伝することもとても大事なことですけど、早く現場で芝居をしないとやばいなという気持ちもあったりします(笑)。

――それぞれの役柄の印象と、演じていて難しい部分や楽しいところなどがあれば教えてください。

吉高:梨央は天真爛漫で明るくて、みんな中心にいるような、元気いっぱい引っ張っていく太陽みたいな人なんだろうなと思ったんですけど、ある事件をきっかけに、全部自分の気持ちや本音を箱にしまって。それを閉じたまま大人になって、目標だけ貫くために強く自分を見せようとしているけど、実は脆い部分がある印象です。その目標が終わったら、燃え尽き症候群になるんじゃないかなというぐらい、自分の人生すべてをそこにかけて人だなと。これまでは等身大というか、親近感がある役の方が多かったので、パキッとした服を着て、しゃきっとしゃべるみたいな若い女社長の役が、私じゃないなという感じがあって照れくさいです。カメラが回る直前までヘラヘラ笑いながら、洸平くんや新さんとしゃべっているのに、急にスッと「どうしました?」とか言って。心の中で「私何やってるんだろう」と思っています(笑)。「役だし!」「お仕事お仕事!」と思って、切り替えて頑張って、かっこつけている感じです。

松下:大輝は、日ごろから感情をむき出しにするタイプではないですけど、塚原さん曰く、「そういうやつが怒ったら1番怖い」みたいな男ですね。陸上部の中でも一応エースとしてやっていて、黙って結果だけちゃんと出すみたいな。その精神が大人になってからもあって、あまりヘラヘラしたりニコニコしたりするようなやつではないんですけど。でも、心の中では、結構ふつふつと燃えている。仕事に対しての思いとか、愛する人に対する気持ちというのは、すごく強くて。だから、すごく熱いやつだなと思いますね。とはいえ、恋愛に関していうと、一気に奥手になってしまうというところは、いかにも大学生らしいというか。「なんでそんなタイミングで告白するんだよ、お前」みたいな感じのこともありますし、「そこで言えよ!」というところで言わなかったりしますし。その辺の不器用な部分は、ちゃんと残しつつ。僕自身も、そしてこれまでやってきた役柄もあまり人に対して「お前」とか言わないので、今まで自分がやってこなかったのですごく新鮮で楽しいです。

井浦:加瀬は、東大首席で卒業して製薬会社専属の弁護士という肩書がある、ものすごくクールでキレキレな堅物という印象が最初はあったんですけど、新井さん、塚原さんと話したときに、「いわゆる肩書きがステレオタイプにあるような役柄じゃない」ということを聞かされました。意外と不器用で、すごいシンプルなマインドの人で。今、洸平くんが大輝のことを語ったのを聞いていると、道が違えど結構似ているタイプなんだろうなと。1つのことを思ったら一直線だし、情熱のかけ方が違うだけでその熱さはきっと深くにあって。それが大切な人を守っていく原動力になっていったりしているんだろうなと思います。



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