第4次韓流ブームを支える!? ソン・ガン、キム・ソンホら“Netfllix韓国俳優”に注目
『愛の不時着』『梨泰院クラス』や『ヴィンチェンツォ』、そして世界的ヒット中の『イカゲーム』など、昨年来Netflix配信をきっかけとした韓国ドラマへの世界的関心と人気の高まりはとどまるところを知らず、日本でも第4次韓流ブームの中核となっている。練りに練られた脚本や、予算をかけたセットやロケーションなどが彩る作品のみならず、フレッシュかつ確かな実力を放つ俳優たちもそれぞれにグローバルでの人気を獲得しているところだ。今回はそんな「Netfllix韓国俳優」たちに着目した。
「Netflixの息子」ソン・ガン、グローバルファンイベントでも“顔”に
先日9月25日・26日に行われたNetflix初のグローバルファンイベント「TUDUM: A NETFLIX GLOBAL FAN EVENT」に登場したソン・ガン。レオナルド・ディカプリオに憧れて俳優を目指したという彼は、2017年、日本漫画を原作にしたtvNドラマ『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で俳優デビュー。音楽番組「人気歌謡」でMCを務めあげ、2018年にはSBS芸能大賞「男子新人賞」を受賞する。
その人気に火が付いたのは、オーディションから選ばれたNetflixオリジナルシリーズ『恋するアプリ Love Alarm』(2019/2021年)のファン・ソノ役だ。以来、『Sweet Home ー俺と世界の絶望ー』(2020年)、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』(2021年)、『わかっていても』(2021年)とNetflix配信作で次々に主演を務め、本国メディアから「Netflixの息子」と呼ばれるまでになった。
186cmの高身長でモデルとしても活動するだけに、『恋するアプリ』ではラブアラームが鳴りっぱなしの人気モデル役はハマり役に。第1話からジョジョ役キム・ソヒョンとのキスシーンもあって鮮烈な印象を与えた。ソン・ガンは「TUDUM」のイベントで、「今のほうがうまく演じられる気がする」と初々しさが見えるこのキスシーンを振り返っている。
そして、コロナ禍と重なる感染パニックや“巣ごもり”状態、その裏側にある排斥主義や利己主義、格差社会などを描いた『Sweet Home』が、配信開始後4週間で全世界2200万世帯で視聴されるヒット作となり、一躍、世界的注目を集めることになる。『ナビレラ』ではバレエダンサー役への挑戦を見せ、『わかっていても』ではハン・ソヒとの見事なケミ(化学反応)でラブロマンスを繰り広げたソン・ガン。次回作は、パク・ミニョン共演のJTBCドラマ『気象庁の人々:社内恋愛残酷史編(原題)』で2022年上半期に放送予定、国外にはNetflix配信される可能性が高い。