『彼女はキレイだった』が真に伝えたかったテーマとは? 韓国作品リメイク随一の成功作に

『かのきれ』は韓国作品リメイクの成功例に

 楠瀬凛の正体発覚から、「ザ・モスト」の発売と存続の決定。愛が総務に戻ってバリバリ仕事をこなす姿と、定時で上がれる総務と編集部との違いにどことない名残惜しさを感じる様子。宗介が愛の家を訪れるくだりに、宗介の渡米をめぐる喧嘩から仲直りと、逆プロポーズに2年後の再会から5年後のエピローグと、とんとん拍子で物語が運ばれ、もはや感情の機微を突破して常に主人公たちの物語が前へ上へしか向いてないと言わんばかりに駆け抜けていく。そこにオリジナル版ではジグソーパズルを使っていた宗介から指輪を渡すシーンが、たまねぎを使うという日本版としての茶目っ気要素が加えられる。原作ファンとしても存分に楽しめる出来栄えで、近年の韓国作品の日本リメイクのなかでも随一の成功作といえよう。

0915_kanokire_sub01
0915_kanokire_sub07
0915_kanokire_sub12
0915_kanokire_sub11
0915_kanokire_sub10
0915_kanokire_sub05
0915_kanokire_sub08
0915_kanokire_sub13
previous arrow
next arrow
0915_kanokire_sub01
0915_kanokire_sub07
0915_kanokire_sub12
0915_kanokire_sub11
0915_kanokire_sub10
0915_kanokire_sub05
0915_kanokire_sub08
0915_kanokire_sub13
previous arrow
next arrow

■配信情報
『彼女はキレイだった』
FOD、U-NEXTにて配信中
出演:中島健人、小芝風花、赤楚衛二、佐久間由衣、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宇垣美里、寒川綾奈、村瀬紗英、山田桃子、LiLiCo、木村祐一、菅原大吉、本多力、片瀬那奈ほか
原作:『彼女はキレイだった』(c)MBC/脚本 チョ・ソンヒ
脚本:清水友佳子、三浦希紗
音楽:橋本由香利
主題歌:Sexy Zone「夏のハイドレンジア」(Top J Records)
オープニング曲:Awesome City Club「夏の午後はコバルト」(cutting edge)
演出:紙谷楓、木下高男、松田祐輔
プロデューサー:萩原崇、芳川茜、渋谷英史
制作:カンテレ、共同テレビ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/kanokire/
公式Twitter:@kanokire
公式Instagram:@kanokire.tue21
長谷部宗介 by 中島健人Instagram:@k.n_sosuke.hasebe

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「国内ドラマシーン分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる